内容説明
’60年代モスクワ。ソ連高官の裏金づくり・亡命に巻き込まれた日本人商社マンの逮捕。’91年横浜。ゴルバチョフ大統領夫人暗殺未遂事件。―そして21世紀初頭。東西冷戦下で芽吹いた“邪悪な種子”は地下茎を着々と伸ばしていた…。歴史の荒波に翻弄されつつも懸命に生き抜こうとする男に待ちうける運命―社会派ミステリの傑作。
著者等紹介
熊谷独[クマガイヒトリ]
1936年、広島県尾道市生まれ。63年、東京外国語大学ロシア語科卒業後、貿易商社に勤務。モスクワ駐在十年をはじめ、二十二年にわたり旧共産圏貿易の実務に従事。「最後の逃亡者」(文春文庫)にて第十一回サントリーミステリー大賞を受賞
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