内容説明
―音楽だけは永遠だ。しかし、偉大な作曲家を次々苛酷な試練が見舞う。革命、失恋、難聴…。あまりに壮絶な人生に、大胆かつ赤裸々に迫った力作長編。
感想・レビュー
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もと
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古い本の整理をしていたら、出てきて、未読であることに気が付き、一気読み。史実に忠実に、恋愛についても克明に描かれていて面白かった。所属オケでベートーヴェンチクルスに取り掛かっているので、このタイミングで読めて良かった。また、自分は弦楽四重奏が好きだが、最晩年に書かれた後期の曲は重厚さも構成の斬新さも群を抜いている。人生の最後に考えに考えて書かれたのだろうな。2024/06/15
