オーケイ。

二年連続クラブ・チャンピオンと初挑戦の男が３６ホールのマッチ・プレーでくりひろげる技術、心理、かけひき、罠を巧みに描いた短篇

オーケイ。とは何か。スポーツに勝利者はいない。愚かな人間からはすべてを奪い、豊かな人間にはすべてを与えるだけだ。スポーツは怖わい。待望のスポーツ小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティオ

古書。いろいろなスポーツを題材にした短編集。海老沢さんのスポーツ小説は、人物の心理描写がすごく人間的で、そのスポーツをしたことがなくても気持ちがわかる気がする。もう海老沢さんの新作(特に野球の作品)が読めないことが、あらためて非常に残念に思いました。2014/12/03

ゴルフ・野球・陸上をテーマにした短編6作品。どの作品にも共通する巧みな心理描写と読了後の余韻。この本は初めて読んだけど海老沢さんの描くスポーツの世界はやっぱり別格だと思う。2012/07/15

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