出版社内容情報
天才物理学者と元ロックミュージシャン、邦銀転職者コンビが、世界マーケットに仕掛けた三日間戦争の顛末。マネーは何を計るのか
内容説明
ヘッジファンドは天使か、悪魔か。アジア通貨危機、ロシア危機、ユーロ誕生…。最先端の経済物理学を駆使する3人の若者が、国際為替市場に仕掛けた3日間戦争。『夏のロケット』(サントリーミステリー大賞優秀作品賞)から一年、待望の書下し長篇第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
6
ずっと積んであった本ですが、読めばおもしろかった!時間がかかるので正月に読んで正解。市場も開いてなかったし。ヤンのように、ちょっと一押し、したくなってしまう。出来ないけども(;゚ロ゚)2016/01/02
zanta
5
4分の3は難しく、一人称が誰なのか判読しがたく、主役不在で、作家の思考がそのまま語られているようで、読みづらかったが、終盤は集中して読めた。ものづくりが本当の目的であるタカハシの存在が引き締めていたように思う。だいたい今の世の中は実態から離れたマネーに縛られ過ぎている。企業が株主の方ばかり見ているから格差が起きているように思うので(本質を知らない私が語るべき事ではないけど)そういう社会のあり方に警鐘をならしている本なのだろう。感服したというか…考えさせられた。2012/12/23
ならりくらり
3
マネー、マネー、マネー。ヘッジファンドって悪者のように言われるけどこういうことしてたのか。為替相場が読めればそりゃ、ラクちんだろうなぁ。2010/01/14
Mitsuo Seki
2
金融工学が流行りだした時代からヘッジファンドの成長、一瞬に世界を駆け回るマネーの話。知識が少ない僕も楽しめたが、金融や為替の知識があればさらに面白いかもしれない。2012/01/09
ひらひら
2
予想を科学的に!って夢ですよね。2010/05/07