出版社内容情報
二十年前に上海から台湾へ亡命した男と棄てられた妻。中国への返還当日の香港での再会の顛末は? 香港を舞台に描く珠玉の短篇集
内容説明
1997年―国境が消えたとき、甦る愛と憎しみ…揺れ動く国際都市・香港。林立する摩天楼で、尖沙咀(チムシャーツイ)の街角で、スターフェリーの船上で展開される、スリリングな5つのミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
5
香港を舞台にした短編集。やはり連城短編の嘘に嘘を積み重ねる展開にはめくるめくものがあって、本書でもそれはいかんなく発揮されていました。そのなかでも特に良かったのはその徹底っぷりが楽しめる「騒がしいラヴソング」かな。ちょっと軽そうなタイトルですが、ラストの叙情も良いです。2024/09/26
夏子
4
香港を舞台にした大人の恋愛ミステリー。どのエピソードもとても一言では説明できない位に入り組んでおり、最後の最後までどう転ぶかわからない人間関係に翻弄される。2017/09/11
zwei
3
ミステリーの雰囲気漂う短編集で、中国がらみのお話。嘘と騙しが渦巻く展開で展開がめまぐるしい。お気に入りは表題の「火恋」。面白く読ませていただきました。2010/10/14
三浦正
0
中国返還(1997)前後の香港を舞台に、壊れかけたか壊れた男女関係の物語り5作。 登場人物(中国人?)がやたら嘘をつくので、ストーリー展開についていけず、5作品とも私には合わないと感じた(期待外れ)。2016/11/23
kanamori
0
☆☆☆2011/10/02
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