出版社内容情報
十数世紀にわたって陰に陽に教皇庁を支えた秘密結社が再び活動を開始。舞台は混迷の南米。彼らが目指す新しい「神の国」とは何か？
内容説明
南アメリカ―混迷の大地に新しい神の国が出現する。世界最強の情報網を誇るヴァチカンの裏面を暴く。国際サスペンスの巨匠による２１世紀へのメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もくたつ（目標達成）
8
話が前後左右に行き来する。南米でキリスト教徒復興の活動をするメンバー、バチカン市国のキリスト教徒を護る各国要職からなる組織、麻薬を取り締まる空軍などが交錯し、時間軸は第二次世界大戦から西暦2000年代まで前後する。立体的な話だった。各登場人物の立場や関係が明らかになり、ばらばらだったエピソードが繋がって行く過程が爽快。2015/09/27
