文春文庫
ホットドッグの丸かじり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167177683
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

内容説明

山で食べる塩むすび、縁日の焼きそば、そして風が吹きわたる野球場で食べるホットドッグの美味しさ…食べ物の適材適所に思いを馳せつつ、肉まんや桃缶の正しい食べ方を遂行し、人柄もよく成績優秀な人参君がなぜ出世できないのか悩む。今日も大忙しのショージ君、ついに豚肉料理店で豚攻めに遭うことに。

目次

正月にピリオド鯛茶漬け
ガンバレ!お新香
別盛りカツ丼は夢か
一〇〇円うどんを食べに行く
「盛り合わせ」の思想とは
“肉マン走り”の人々
オイスターバー見参
おのろけ豆の謎
切り干し大根の怪
ついに立ち食い寿司出現〔ほか〕

著者等紹介

東海林さだお[ショウジサダオ]
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞、平成7年第11回講談社エッセイ賞受賞。9年、漫画とエッセイ両分野の活躍により第45回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

41
クセになる丸かじりシリーズ、今回もなるほどと唸ったり、膝を叩いて笑ったり。丸かじりシリーズを読んでいて気づいたのは、ひとつひとつの話の進め方が多彩ということ。野球のピッチャーなら変化球を自在に操る、そんなストーリー展開で楽しませてくれる。秀逸だと思ったのは「人参の不思議」、「冷やし中華kkもリストラ」、「茗荷に学ぶ」、「桃缶の甘美」。解説は角田光代。2015/06/06

siro

35
いつ読んでも何度読んでも飽きない本。切り干し大根を今夜作ろうかと思う。ミリン干し最近食べてないなぁ~あっという間に焼けるから油断ならないやつだったよな。バター醤油かけごはん、美味しそうだけど危険な食べ物。アンミツ!そうそう初めは吟味して食べるんだけど最初だけなんだよね~角田さんの解説がこのシリーズの凄さを語ってくれています。ほんとその通りだと思います。2015/05/01

がいむ

24
元は週刊誌の連載エッセイです。(もちろん漫画も)世相をからめながらなので、やや時代を感じる(はなまる出店したとこ、とか)けど、東海林さんの食べ物へのこだわり、観察眼にふふふと笑わせてもらいました。お惣菜やお酒のおつまみがたくさん。ちょっと豪華な鯛茶漬けはつくってみたいぞ! 2013/06/18

中野(racoon)

17
★★★★☆ ちらし寿司は苦手だけど、振り袖の図柄を思わせるってところには萌えた。たしかにそれっぽい。冷やし中華のリストラ会議に笑った。ハムとチャーシューはどっちかでいいね。キュウリの緑色はないと見た目にも冷やし中華らしくない。キクラゲは私は絶対欲しいけど、サダオさん的にはそうでもないらしい(笑)パエリアの作り方を初めて知ったときはたしかに衝撃的だった!炊かないどころかろくにとがない、さっと洗った米をいきなり鍋にザザーッ!だもんなぁ。パエリア好きだけどやっぱり芯は許せないから、芯なしで作る私は邪道なのか…。2015/04/30

ラクダ

10
友人に薦められたこの、まるかじりシリーズの初読・・、エッセイ物だが読んでいると食べたくなるものが沢山でてくる。特に食べたくなったのは、鯛茶漬け、バター醤油ごはんかな・・・『人参の不思議』の稿で「ニンジンと言う名がつく料理は皆無」に共感しました。○○大根とか、ほうれんそうの○○とかはあるけどニンジン○○って聞いた言がないな・・・ジュースくらいか?、食道楽にはおすすめのシリーズです。ただ出版が2000年ごろなので話題が古い部分もありますが・・・・2014/04/08

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