出版社内容情報
処女航海の途上、沈没した土佐海援隊のいろは丸。龍馬の奸計と陽動作戦に紀州藩は次第に追い詰められて……。入魂の新しき龍馬像！
内容説明
鮮やかによみがえる風雲児！全く新しい龍馬像。歴史の盲点「いろは丸事件」を丹念に掘りおこし、希代の策略家・龍馬を浮き彫りにする野心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はかり
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津本陽の本は幾つか読んだが、いつも史料を多用するので読みにくい。今回はいろは丸の海難事故をしつこく取り上げて、題名ともそぐわない内容。龍馬の亀山社中経営の行き詰まりを描こうとしたのか、事故の非はいろは丸側にあると言いたいのか、筆者の真意は何処にあるのか。2013/06/15
はじこう
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『いろは号』にまつわる諸人間模様を描いている。 こと『いろは号』については、龍馬をよく評価していないようだ。2008/09/06
