山霧―毛利元就の妻〈上〉

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山霧―毛利元就の妻〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163132808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

中国地方の小国城主毛利元就の許に鬼吉川の娘が輿入れした。明るい妻に励まされながら戦国乱世を生きぬく元就を描く長篇歴史小説

内容説明

中国山脈の山すその小領主のもとに、〈鬼〉の娘が輿入れしてきた。二人がいっしょに紡いだ夢は…。戦国を描く長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

4
永井路子の「山霧 毛利元就の妻 上」を読了しました。 毛利元就を主人公にしたものではなく、毛利元就の妻であったおかた(法名は妙玖)を主人公として戦国時代を描いたものです。 二人が結ばれるところから物語は始まります。 大らかなおかたと神経質な程細かなことに気を使って策謀をめぐらす元就のやり取りが面白くて、ついつい引き込まれてしまいます。 兄の嫁の実家である高橋家を滅ぼすところまでが、上巻に描かれています。2019/08/28

Masanori Senda

1
初・永井路子。大河ドラマ「毛利元就」の原作。とても読みやすかった。中世の物語を中世の価値観で書いてくれている。「政略結婚は決して女が一方的に犠牲になっていたわけではない」。中国地方の小領主夫婦のかけあいが爽やか。元就の怜悧冷徹さが中和されている。生き馬の目を抜く中でともすれば滅びへ真っ逆さま。合戦シーンもハラハラわくわくでいい。他の永井作品も読みたくなってきた。2017/11/21

小倉あずき

0
夫婦が年を重ね、自分たちよりも子どもたちのことを考えてゆくようになった二人。 互いのこと以上に周りの人間を考えられるようになる間柄、それが夫婦というものなのか。 おかたとしては悲しい現実を観ずに済み、夫からも恋偲ばれて、いいタイミングのお別れだったのかなぁ2016/11/28

小倉あずき

0
大河ドラマで富田靖子が朗らかなおかた(ドラマでは美以の方)を演じていた時「なんか妙にテンション高い奥さんだ(大河っぽくない)なぁ」と感じていたのだが、原作を読むと彼女が作品に忠実に役を演じていたことがわかり、今更ながら感心した。2016/11/22

なんも

0
図書館でたまたま借りたら、大河ドラマの原作だった。詳しい内容は覚えていないけど、登場人物が温かい人たちの印象が残っています。

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