出版社内容情報
大水寸前の村に紛れ込んだひとりの坊主。降り止まぬ雨に苛立つ村人。てるてる坊主ならぬ人柱に仕立てられた僧の必死の工作は……
内容説明
これが「純文学時代小説」だ。大水寸前の村に迷い込んだ乞食坊主。村人は彼を人柱にして窮地を乗り切ろうともくろむ。坊主必死の説教、その運命やいかに…。「抜群の面白さ」と評された第１０２回芥川賞候補「流離譚」を併録した異色の創作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
13
語り口が実に面白い。リズムとテンポの良さと相まって、文章に浸る快楽極まれり。2014/12/06
青縁眼鏡
0
文体やリズムが好きです。2010/12/08
