出版社内容情報
三賢人と呼ばれた椎名悦三郎、前尾繁三郎、灘尾弘吉。腐敗した政治に鋭くメスを入れ、政治のあり方を世に問う著者会心の長篇力作
内容説明
昭和の“三賢人”と呼ばれた椎名悦三郎、前尾繁三郎、灘尾弘吉。“政治屋”が多い咋今だが、彼らは政界の浄化に腐心した。その足跡をたどりながら、政治のあり方を追及した野心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャンズ
5
昭和の国会議員の椎名、前尾、灘尾の3人を中心にした政治の話。 本に書かれると其々の議員の思惑、方向など分かる。官僚が強かった時代。この3人は少なくとも自分の為でなく日本の国政を考えて行動した。今はスポーツ選手、芸能人と政治に興味がなかった人が担ぎ出され、答弁は官僚が作ったものを棒読み。何も伝わってこない。 マスコミの報道もあると思うが、この賢人たちの様に日本を考えて政治をしている人をもっと表に出してもらいたい。 国会議員と聞くと嫌悪感しかないのは本当に残念。令和の激動、後世にどの様に伝わるか知りたい2023/08/29
ひろふみ
0
「賢人たち」とは城山三郎による命名ではなく、政治部記者らが呼んだもの。そうと知ってりゃ読まんかったろうに、という本。33年積んでいたのもむべなるかな。2023/09/21