出版社内容情報
テニスコートに僕らの汗がはじけキャンパスにかなわぬ愛を見おくる。関西の新設私大のテニス部を舞台に、青春という言葉に瑞々しい息吹きをそそぎこむ会心の長篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らくだ
3
大学生の青春もの、登場人物がどこかに本当に居そうな人ばかり。学生の時に楽しみ、恋し、悩み、ジタバタし、試行錯誤して過ごしてきたんだなーと思い出す。でも、いまだにジタバタしている自分が居るようだ。2012/09/04
長老みさわ/dutch
3
再読。駱駝達の彷徨に涙。2009/04/09
you1oyaji
2
「三千枚の金貨」を読んだのをきっかけに、大学時代に読んだ「青が散る」をもう一度読んでみたくなり、本棚の奥の方から引っ張り出してきた。だいたいの粗筋は覚えていたが、全く記憶に残っていない場面も多々あり、とても楽しむことができた。 テニスに明け暮れた自分の大学時代ともダブる部分もあり、懐かしかった。2011/04/12
のひ太
1
先に言っちゃいますが、めちゃくちゃ良かった!今のところ2014年の暫定トップです。大学テニス部の話って、どんだけ乱れた本になるのかしら?と思っていましたが、驚くくらいストイックでした。宮本さんの本はどれも、品がありますよね。よくこんな文章を書けるなぁと思います。主人公の先生が言うセリフに「自由は潔癖であってこそ」とあるんですが、ハッとさせられました。特に印象的なのは、三人の男たちが一人の女性に振られて、やけ酒するシーン。青春はかくありき、と。振られることよりも、「三人でやけ酒」こそが青春ですよね。いや〜素2014/03/10
来津くう
1
青春小説の傑作!思い出せないくらい読み返しました。友情を保ちたい人とは決して寝てはいけないということも学んだ。これもドラマになり、あまりの低視聴率に打ち切りになったはず。なんでだろう…。よほど脚本がまずかったのか?いい話なのにな。テニスコートを自分たちで造るのがすごいと思った。