内容説明
ダニエル・ブリトンは父のあとを継いで、女だてらに建築事務所を経営している。両親の友人の作家ネイザンの書斎を改造したとき、ネイザンから客を紹介された。客とはかつてロデオのスターだった男ピーター・ウェストン。ピーターははじめて会ったときからダニエルを気にいったようだ。ダニエルも男性的なピーターに惹かれるものがあった。しかし、ダニエルにはどうしても打ち明けられない秘密があった。以前、結婚して子どもを産んだとき死産になってしまい、それが原因で不妊になってしまったのだ。前の夫は子どもの産めない女と一緒に暮らせないと離婚してしまった。ダニエルはそのことを打ち明けられない。ピーターはダニエルが連れていたクリスティをダニエルの子と思っているらしいが、ある日、本当の母親がクリスティを迎えにきた。