出版社内容情報
土佐藩士・岡田以蔵。
京都では佐幕派を中心に暗殺を繰り返し「人斬り以蔵」として恐れられる。
その黒幕は武市半平太。尊王攘夷派の急先鋒であり土佐勤王党の党首。
二人とは同郷であり幼馴染でもある竜馬は、以蔵の人斬りを止めるべく動く。
竜馬が以蔵に依頼したのは「勝海舟の用心棒」。
尊王攘夷派にとって海軍創設を推進もしている開国主義者の勝は一番の標的。
だが、竜馬は自分と同じように
勝海舟との出会いが「人斬り以蔵」を変えてくれると一縷の望みに賭ける。
「わしを信じてくれるなら、わしが信じる勝先生を守ってくれんかえ」
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
22
人斬り以蔵が勝の護衛をする名場面。しかし、その後には苦しい結末が。そして、竜馬にはまたしても運命の出会い。★★★★✩2025/08/18
Book Lover Mr.Garakuta
15
【おきな書房】【熟読玩味】:面白かった。岡田以蔵の物語アンドお竜との出会い。話が動く。2025/08/19
KDS
6
前半は岡田以蔵の巻。竜馬に頼まれて勝海舟の護衛をする以蔵。襲ってきた刺客を一刀両断にして勝海舟を護るが、当の勝は人殺しの腕前を楽しんでいるように見えると以蔵に説教する。しかし「わしがおらんかったらここに寝ちょるんは先生ですき」と以蔵に返され、勝はぐうの根もでないのだった。このエピソードは勝海舟が実際に回顧録で語ったとされる有名な実話。この勝海舟の護衛をしたという事実があるからこそ後世において「人斬り」と呼ばれた岡田以蔵のイメージがやや覆されたとされているらしい。後半は楢崎竜の巻。竜馬との出会いが描かれる。2025/08/23
Akio Aratani
3
お龍さん登場2025/08/31
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- 和書
- 書法の美