出版社内容情報
ロシア軍上陸、迎え撃つ自衛隊!!
元自衛官の芥川賞作家による衝撃作を鮮烈コミカライズ!!
宣戦布告のないまま、ロシア軍が北海道に上陸した。自衛隊は住民を避難させ、防御態勢を固める。にらみ合いが続くなか、小隊を率いる安達3尉は、釧路郊外の中隊指揮所から呼び出しをうける。「敵は明朝、行動開始と見積もられる」。迫り来る戦車、装甲車、歩兵戦闘車……。”ホンモノの戦闘”がはじまる!
小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター准教授)推薦!!
「読みながらウクライナの戦禍に思いを馳せた。これは私たちが生きる時代を描いた21世紀の漫画だ」
砂川文次(原作・小説家)のコメント
「陸上自衛隊 一個小隊 約30名。彼らは圧倒的なロシア地上軍を前にどう戦うのか。この作品は、「ホンモノの戦闘」を知らない日本人が、唯一、イメージだけを武器にして現実に肉薄した、覚悟の記念碑だ」
柏葉比呂樹(漫画家)のコメント
「目と鼻の先、北海道と海を挟んでたった3.7km先にロシアが実効支配している北方領土があります。肉眼で見えるほど近いその島々から本気の敵意が注がれたら、私たちの住む街はどうなってしまうのだろう……。道内在住の私は、そんなことを考えながら作画に取り組みました」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくまZ
7
原作の小説があり、それを漫画化したもの。最初に読んだ時はピンとこなかったが、小説を読んだ後に再び漫画を読むと、臨場感や切迫感がより増したように感じた。原作の小説の方も是非読んで欲しい。2025/04/20
Nori
1
ロシア軍が北海道に侵攻、そのとき自衛隊はどう行動するのか?というフィクション。作者が元自衛官なだけあって、用語と隊員らの人間関係がリアルだなと思う。火器の描写もまた然り。ただ女性自衛官がまるで描かれていないなぁ、とは思った。それなりの数女性も所属しているけれど、最前線には行かないのか?実際風呂に何日も入れないとか、温かい食事から遠ざかるとか、それだけで心折れてしまいそう。それでいて、圧倒的な火力で攻め込まれたらひとたまりもないような。我々は自衛官に任せて高みの見物、ということが本当に許されるのだろうか?2025/10/08




