宝島社新書<br> 悪の処世術

個数:

宝島社新書
悪の処世術

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月22日 05時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299014818
  • NDC分類 312.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

プーチン、習近平、トランプ、ヒトラー、スターリン……権謀術数が蠢く政治の世界で、「悪」と謗られる男たちがなぜ権力を掌握することができたのか。佐藤優が読み解く、独裁者たちの素顔と人間力の神髄!

内容説明

新型コロナウイルスの感染拡大を強権的に抑え込んだ中国の習近平。危機に対応するには、効率が悪く機能不全を起こしやすい民主主義よりも、独裁的な政治のほうが素争く解決できるという事実を世界に示した。国民の強いリーダーへの渇望、そして国じゅうを不安の空気が覆うとき、“悪い奴ら”が登場する。本書は現代を代表する11人の「独裁者」について論じたものである。権力闘争、情報操作、謀略、裏交渉、監視…彼らの処世術を知ることは、人間の本質を知ることでもある。

目次

ウラジーミル・プーチン―「ロシアの皇帝」が貫く義理人情
習近平―圧倒的な権力と恐怖支配
ドナルド・トランプ―「下品力」を武器に大衆を味方に
金正恩―先代とは異なる狡猾さと剛腕
バッシャール・アル・アサド―“したたかな独裁者”のリアリズム
エンベル・ホッジャ―アルバニアに君臨した“史上最強”の独裁者
アドルフ・ヒトラー―誰も真似できない「ニヒリズム独裁」
毛沢東―「神話」を生み出すプラグマティズム
ヨシフ・スターリン―実直な職業革命家の「理想の世界」
カダフィ大佐―新しい国づくりと自滅の末路
金日成―「愛」を実践しようとした建国の父

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。06年の『自壊する帝国』(新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

36
プーチン、習近平、トランプ、金正恩、ヒトラーら近現代史上の11人の独裁者を俎上に「悪い奴ら」のヤリクチを分析する。「ある人物が突如として求心力を持ち暴走を始めるのではない。組織の中で発生した力を組織内部のさまざまな人間が都合よく利用していくことで徐々にその力が肥大化し、いつのまにか当の本人ですら制御しきれない暴力的な魂としての権力が生まれてしまう」の指摘が重い。戦前の皇国日本の暴走も正に当てはまるし、色んな組織の人事抗争も詰めていくとこの指摘の照準のなかだ。油断するな日本、油断するな世界!!!2022/07/14

ぴよこ

26
一言、ホントに悪だわ… あとは、難しかったなぁ。2021/10/04

kayak-gohan

19
世界で独裁者と呼ばれる11人の男たちがいかにして人心を掌握し、権力の頂点に上り詰めたかの手口を紹介。それぞれの時代、環境、立場そして性格によって程度の差はあるが共通点として、①自分の信条に対する執着心が強く、妨害や圧力に屈しない精神力の強さ、②不満分子の人心や大衆の弱点を掴むのが巧み、③敵対者は基本的には抹殺、の三つが挙げられる。これらの資質なくしては独裁者たりえないが、かといって彼らは自分一人ですべてを強要して独裁者の地位についたわけでもない。2022/10/07

onasu

17
佐藤優さんによる20世紀以降の世界の独裁者11名の説明、というか所感。  白眉なのは、博識な中でも取りわけなロシアのプーチン。現地で実物を目にしたこともあるというのだから、厚みが増すのも当然。冷徹なだけの人物ではないと説くが、国益のためなら無理筋も通す。シリアやリビアの項でも触れられている。  次いでは、冒頭から興味があるとしているアルバニアのエンベル・ホッジャ。ここは全く未知のところだったので、ためになりました。  佐藤優さんの著作にしてはすいすい読めて、且つ現況を捉える材料にもなる好著でした。2021/07/07

清水勇

12
著者は英国陸軍語学学校、モスクワ国立大学でロシア語を学び、ソ連崩壊を挟んで7年間在ロシア大使館に勤務しロシアを知り尽くすからこそ、彼の見解は貴重。20世紀の独裁者11人(プーチン、習近平、トランプ、金正恩、アサド、ヒトラー、スターリン、カダフィ他)が如何にして権力を握ったのかを著者の独特の見解で示す。しかし多くの独裁者が狂気で国民を縛り付けたのではなく、単に人間的に純粋だからこそ、忖度する取り巻きの力を使って権力を自分に集中させ独裁者となっている。民主主義の綻びが大きい今、自由と平等の両立の難しさを痛感。2021/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17713496
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品