出版社内容情報
減食。酷寒。絶望。差別。この世の地獄のすべてが草津の重監房にあった。ハンセン病文学に切り拓かれた新たなる地平。耐え忍び、生きながらえたハンセン病患者の苦闘の半生を彫琢する。
内容説明
現役医師が描く壮絶無比なハンセン病患者の半生!人は極限状態で如何に生きられるのか?それには我執を捨て、己を顧みず、ただ他と共に生きることだ。多くの先達は幾千年もそれを探求してきた。念仏や祈り、座禅や瞑想、そして自然と共棲することだった。
著者等紹介
丹瑛太[タンエイタ]
1940年、秋田県生まれ。1967年群馬大学医学部卒業。医学博士。日本内科学会認定医。日本内科学会総合内科専門医。日本労働衛生コンサルタント。群馬県学校保健功労賞受賞。現在、群馬県選挙管理委員。群馬県高崎市で内科医院開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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