新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> 折りたたみ北京―現代中国SFアンソロジー

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
折りたたみ北京―現代中国SFアンソロジー

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 11時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784153350366
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0297

出版社内容情報

三層に分かれた折りたたみ式の北京を描いた■景芳による表題作、中国に史上初のヒューゴー賞をもたらした劉慈欣『三体』の抜粋「円」など7作家の13作品を、『紙の動物園』著者のケン・リュウが選び収録。いま一番SFが熱い国・中国の粋を集めたアンソロジー。(■は赤へんにおおざと)

ケン・リュウ[リュウ ケン]
著・文・その他

中原 尚哉[ナカハラ ナオヤ]
翻訳

大谷 真弓[オオタニ マユミ]
翻訳

鳴庭 真人[ナルニワ マサト]
翻訳

内容説明

北京、異形の都市。この街は貧富の差により三層のスペースに分割され、24時間ごとに世界が回転・交替し、建物は空間に折りたたまれていく。緻密にして巨大なルービックキューブ型都市の社会と文化に翻弄される男の冒険を描いた〓(かく)景芳によるヒューゴー賞受賞の表題作、秦の始皇帝指揮下3百万の軍隊を用いた驚異の人間計算機の顛末が語られる劉慈欣「円」(ヒューゴー賞受賞作『三体』抜粋)、遺伝子改造鼠を倒すべく歩を進める隊列の闇を描いた陳楸帆「鼠年」など、7人の作家の13作品を、短篇の名手ケン・リュウが精選し英訳。いま最注目の中国SF、その最前線を奔る作家たちが放つアンソロジー。

著者等紹介

リュウ,ケン[リュウ,ケン] [Liu,Ken]
1976年中華人民共和国甘粛省生まれ。2011年に発表した短篇「紙の動物園」で、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝く。中国SFの翻訳・紹介も積極的におこなっている。アメリカ、マサチューセッツ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 5件/全5件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

151
表題作は階級により三層に折りたたまれる未来都市で、《疲労と空腹を抱えた》人々が折りたたみを美しく見あげるシーンが印象的。金のため危険を冒して恋文を届けた男は嘘の恋の仲立ちをしたことを嫌悪するが、三層のできた政治的理由を聞かされても冷たい《運命の輪郭》をぼんやりと感じるだけで、家に帰り着けばそんな冷たさや、命を脅かされた事さえ忘れてしまう。この男の幸せって何だろうと考えさせられた。始皇帝の兵士三百万に黒白の旗を持たせ円周率を求める話や、他にも0と1で構成される不思議な話が幾つかあり、易経の国だなあと思った。2018/05/12

Panzer Leader

100
SF短編の雄ケン・リュウが厳選した中国人作家7人13篇の傑作群!西洋SFって「一体どこの話?」と距離感を感じることが多いが、この作品集は情緒的というか身近に感じられるのは同じ東洋人であるせいか。特に劉慈欣(リウ・ツーシン)の「円」「神様の介護係」が自分にとってツボ。「三体」読んでみたいなと思ったらグッドタイミングで7月に刊行予定で、思わずポチッ。2019/05/31

R

97
SFを堪能できた、そんな気持ちで読み終えられた一冊でした。中国の様々な作家の短編を読める一遍だったのだけども、その着想や想像力が、贔屓目なのか、東洋のそれだから理解できるし、その発展の仕方がとても面白いと満足できた。根底にある政治体制や、平和への思いというものも見えるのだけど、それを度外視にして、単純にSF作品として面白いということに魅力を感じた。特に秦の軍隊を使って計算機を再現するという歴史if話が凄く好きで、SFかくあるべしと思って、満足な読書をしました。2018/12/04

ケンケン

83
(558冊目)ケン・リュウが選んだ作品集という事で購入。また気になる作家さんが開拓できたっと、まず一言お礼を申し上げたい。気に入ったのは、<沙嘴の花/陳楸帆、 百鬼夜行街/夏笳、童童の夏/夏笳、沈黙都市/馬伯庸 、見えない惑星/郝景芳、折りたたみ北京/郝景芳、円/劉慈欣 神様の介護係/劉慈欣> 思っていたSFよりも、優しさ・物悲しさが滲み出る作品が多かったように思う。2018/03/12

sin

82
天安門以降の海外からの視線にも拘わらず…中国と云えばアニメの登場人物“プーさん?ジャイアン?”になぞらえることをインターネット上で規制したり、憲法改変を以て独裁政治の始まりを予感させる国家主席の存在に危惧を覚えずにはいられないのだが…編者はそうした偏狭な見方に陥らずグローバルな視点で描かれた作品の本質を感じとる様にと示唆される。だがしかし善かれ悪しかれここに現代並びに近未来の中国を予見しないでおくことは難しい!編者のあるいは作者のグローバルと云う矜持は現状を傍観せざるを得ない彼らの希望的観測なのだろうか?2018/03/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12625855
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。