出版社内容情報
英国の飛行獣リヴァイアサンは親ドイツ化するトルコへ。そこで脱走を試みたアレックが出会ったものは!? 人造獣が空を舞い、機械兵が地を駆ける第一次世界大戦で、少年少女の心の絆が試される!
内容説明
イギリスなど遺伝子操作を駆使する“ダーウィニスト”と、ドイツら機械工学を発展させた“クランカー”、対立するふたつの勢力はついに世界大戦に突入した。英国海軍が誇る巨大飛行獣リヴァイアサンは、オスマン帝国へ赴く。急速に親ドイツ化しつつあるトルコで、皇帝を説得する任にあたるノラ・バーロウ博士を運ぶためだ。男装の士官候補生デリンは、博士とともにドイツ軍の侵攻を目撃する。一方、亡きオーストリア大公の息子アレックはイスタンブールで逃亡を図るが―デリンとアレック、ふたりの友情が革命の鍵となるスチームパンク冒険譚、激動の第二部。
著者等紹介
ウエスターフェルド,スコット[ウエスターフェルド,スコット] [Westerfeld,Scott]
1963年、米国テキサス州生まれ。SFやファンタジイのヤングアダルトを中心に現在までに6つのシリーズをものし、P・K・ディック賞特別賞、オーリアリス賞など受賞歴多数
小林美幸[コバヤシミユキ]
上智大学外国語学部英語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
61
飛んでイスタンブール♪ということで、オスマン帝国がどーなるのか?とおもってたらまさかのこういう展開でしたか。いや、冒険あり、身バレアリでさーどうなるよ?どうするよ?もうこれは少年少女で出会うしかないのか?という方向へ持ってくとかあざといってとこで最終巻へって感じになっとります。んでもオリエント急行だの革命委員会だの巧い道具の使い方です。いい具合に懐かしい感じのジュブナイルSFっぽいノリが続いて楽しくて仕方ありませぬ。2013/08/05
ケンケン
45
第二部は、激動な展開と新たな機械・人造獣満載で前作以上に面白かったです♪アジアとヨーロッパの中間地イスタンブールが舞台と言うことで、街など描写が魅力的でした! しかし、あの有名な鉄道まで改変しちゃうとは〜次なるはロシア経由の日本へ、早速第三部も読まねば(^^)2012/12/27
亮人
39
滅茶苦茶おもしろかった!新☆銀背のSFだということを忘れて完全にキャラ読みしてしまった。デリンちゃんの男装をアレック君に告白できない恋心、そしてオスマントルコの革命家娘・リリトとの三角関係。外人にここまで萌える展開が書けるとは驚嘆だ。SFとしては、前作に引き続き、ダーウィニストの多種多様な人造獣が蠱惑的。クランカーの蒸気機関ロボも大活躍でスチームパンクとしても満足。最終巻では日本が舞台になるみたいだけど、アレックがどう世界大戦を終結させるのか、非常に楽しみだ!2012/06/26
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
36
第一次世界大戦の史実をモデルにした、仮想歴史小説三部作の二作目。 遺伝子操作を駆使した人造獣を武器にするイギリスなど〈ダーウィニスト〉と、高度な機械工学で武器を造るドイツなど〈クランカー〉が大戦に突入。 オスマン帝国の参戦阻止のため、“リヴァイアサン”は革命の機運熟するイスタンブールへ…。 主人公の少年少女の冒険と戦いと成長を、母親目線で見守りつつ(笑)大いに楽しみました! 男前なデリンの恋の行方も気になります。 そして、卵から孵化した人造獣「才知ロリス」が凶悪に可愛い♪ 最終巻も期待!!2012/07/02
宇宙猫
30
★★★★ 面白かった。ジュブナイルだから読み易いけど、考えの浅い主人公たちにややイラっとする。冒険ものだから、これが正統派なんだけど。2016/02/24
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