内容説明
ドーン・バックルは11歳。平凡でおとなしく、目立たない少女だ。ところがそんなドーンを、スパイ組織が大抜擢!人目を引いてはいけないスパイの仕事には、ぴったりなのだと言う。訓練の後、さっそく任務のため、のどかな村へ送られるが…『正しい魔女のつくりかた』の著者が描く、スリル満点の冒険物語。
著者等紹介
デイル,アンナ[デイル,アンナ][Dale,Anna]
1971年、イギリス生まれ。本が大好きで、8歳のころから作家を夢見ていたという。書店で働きながら、大学院で児童文学の創作を専攻。そのときに書いた修士論文が大手出版社の目にとまり、小説として世に出ることとなった。これが2004年のデビュー作『正しい魔女のつくりかた』で、海外10カ国以上で翻訳され、大ヒットした
岡本さゆり[オカモトサユリ]
上智大学文学部史学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こかげ*ゆるゆる
5
学校はもちろん、家族さえいることにも気づかない(無視じゃなく)なんてありえない設定。なのに本人は、くふうしてけっこう楽しく暮らしてる。その唯一にして最大の特徴をかわれ、少女スパイに!ドーンの頭の良さと行動力、子ども向けかと思いきや、本格的犯罪、夏休みという時期もあいまって、一瞬読みでした!ドーンは特徴のない子の星ということで、ドーンに☆10。2013/10/06
そら@真面目にダイエット中
2
ドーンは影の薄さで「スパイだと気付かれないで行動出来るだろう」という理由で、子供ながらスパイ追跡部にスカウトされます。なんだかちょっと頼りないドーンと、飛び入りで無理矢理参加してきた少年と犬が、へまをしながらもスパイとして謎解きをしながら進むストーリーが楽しい一冊です。謎の敵スパイマード・ミークの正体が、まさかこの人に関わりのある人物だったなんて?!と、意外性もあり、楽しめます。2010/03/18
はるこ
1
だれからも注目されない少女ドーンが、その才能を買われスパイとして活躍し、自分に自信をつけていく物語。みごと存在感のある少女に成長していきます。割と早い段階から「注目されない」設定がゆるくなってた気もするけどね(笑)わくわくどきどき、「正しい魔女のつくりかた」を読んでた小学生の頃を思い出しました。2014/08/27
にたま
1
マード・ミークはいったいだれだろう?と推察しながら読んでいましたが、まさかあの人だったとは!そして長官とミークの関係にびっくりしました。2010/09/01