内容説明
すべてが灰色に枯れはて、ひっそりとした町、ドール。ここへひとりの女の子がやってきました。魔法で花に変えられた仲よしの男の子を救うため、秘密の庭をさがして旅をしているお姫さまです。謎めいたこの町で、はたして庭は見つかるのでしょうか?そしてお姫さまは男の子を取りもどせるのでしょうか?命の消えた町ドールに希望の花が開くまで。
著者等紹介
ビーヘル,パウル[ビーヘル,パウル][Biegel,Paul]
1925年、オランダのブッサムに生まれる。戦後、雑誌の編集者を経て、作家となる。たぐいまれなおとぎ話の語り手として、世代を超えて愛され、本国オランダの名誉ある児童文学賞、金の石筆賞・銀の石筆賞を何度も受賞している。1973年には青少年文学のための国家賞を受けた。作品は海外20カ国以上で翻訳されており、日本でも『夜物語』『赤姫さまの冒険』などが紹介されている
野坂悦子[ノザカエツコ]
早稲田大学第一文学部英文学科卒。ヨーロッパに5年間滞在した経験を生かし、オランダ語、フランス語、英語などの児童文学の翻訳を手がける
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感想・レビュー
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花林糖
14
(図書館本)重苦しい空気が漂うお話で登場人物が個性的。最後は晴れやかな気持ちになれたけど、吟遊詩人が切なすぎます。(購入)2015/08/26
なまけたろう
2
とても切なくて、可愛いお話で誰かを想う事で人は強くなれるということを学びました。また、人は皆ひとりで生きている訳じゃないということを改めて感じました。2009/05/23
cecilia
1
吟遊詩人が切ない。2011/05/11
まふゆ
0
汚れなくあるべき存在が、ぎりぎりまで追い詰められた感がいい。
punto
0
追記。2006/03/21