内容説明
バーティー、またもや婚約か!?お相手は、灰色の脳細胞が破裂寸前までオツムに詰まったあのフローレンス嬢?―大好評シリーズ第9弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
20
図書館本。マンネリ化してきたと言いつつ、もう10冊目。ここまで来たら最後まで読むよ。またもやフローレンスと婚約するはめになったバーティー。他にすることないのか?くっついたり離れたり、弱味に漬け込んで暗に脅したり、なにかを盗む(取り戻す)とか、そんなことしかしてない。今回は元サヤかと思えば友人たちは新しい恋人を見つけた。バーティーも親戚もジーヴス依存症。それにしても親戚のことは熱く語るのに両親には余り触れないバーティー。ジーヴスも親戚は色々出てくるのに親兄弟は?伯父から相続という話がよく出てくるが頻繁に→2022/02/17
星落秋風五丈原
19
いつもいつも、自分の恋愛感情とは全く別のところで婚約させられたり、キスさせられたりしている有閑青年バーティ。今回も例に漏れず、彼を陶冶しようと待ち構えている作家のフローレンス嬢と婚約し彼女と婚約していた元警官で大学時代の腐れ縁・ダーシーから恨みをかう。絶体絶命の危機なのだが、バーティも慣れていて暢気なコメントを。結婚を一度もしてないのにそんなに冷めてしまっていいのか?さて、バーティの予想が通るはずもなく、婚約はなかなか解消されない。ジーヴスは、仲間との会合のために、大事な時にロンドンに。どうするバーティ?2009/01/29
H2A
15
前作よりもすっきりしたストーリーで小気味よいテンポ。登場人物もフローレンスクレイ嬢、ダリア叔母、アナトール、スポードと常連。内容もバーティと周囲の婚約話と、まあワンパターン。言い回しがやはり巧みで滑稽。結局笑ってしまう。例の棍棒、おめざスペシャルの小道具も効果抜群だった。バーティとウースターの会話もなかなかだった。2014/01/24
katokicchan
14
しばらくぶりのバーティとジーヴス。今回のバーティネタは口ひげ。それをきっかけに、ダリア叔母さんのピンチをメインに3つどもえの恋愛ドタバタが繰り広げられる。今回は特にバーティあわや結婚かというとこまで追い詰められるが、正攻法でひっくり返したラストの処置はなかなかよかった。いつ読んでも疲れがとれる良質シリーズ。次はどんなだろうか楽しみ。2014/10/26
寧々子
13
親戚と恋人達が巻き起こす騒動に巻き込まれた挙句、貧乏くじを引きそうになるバーティをジーヴスが助ける! 定番の粗筋なのですが定番だからこそ安心して笑えるので、年末年始に読む本にぴったり♪ バーティの口ひげが気に入らないジーヴスは表面上は恭しい態度でバーティの助けに応じるけど、ホントは何を考えてるんだろう?! 腹黒いジーヴスの思惑を想像しながら読むのも楽しい♪ バーティの口悪く罵るけど、何だかんだと言ってバーティと仲の良いダリア叔母は、仲良くバーティと何度となく窮地に陥り、笑わせてくれました♪2016/01/05
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- 和書
- 皇女の霊柩 講談社文庫