出版社内容情報
時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた筒井康隆はエッセイの名手でもあった。昭和期に発表された、あまたの雑誌・新聞などに掲載されてきた筒井康隆によるエッセイの数々を、アンソロジスト・日下三蔵の編集によって2巻本で集成する豪華企画!
【目次】
内容説明
空想と実験、論理と情熱―。『東海道戦争』から60年―SF論、解説・書評・映画評・作家論、推薦文、選評、あとがき、アンケート回答など、昭和期のありとあらゆる文章を集成。
目次
SFを追って【SF論】
星新一氏の新しい面【解説・書評・映画評・作家論】
優れたファンタジィ【推薦文】
注文つきです【選評】
発作的あとがき【あとがき・自作について】
わたしのベスト3【アンケート回答】
筒井康隆の人生悶答【その他】
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
作家
日下三蔵[クサカサンゾウ]
ミステリ・SF評論家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
62
日本SF作家クラブの事務局長だった1980年に、クラブの会報に掲載した一連の文が、一SFファンとして興味深い。実に真剣にSF界を推進していてくれたのが、嬉しい限り。2026/02/12
ぐうぐう
30
昭和のうちに発表されたエッセイのうち、文庫化されていないもの、あるいは単行本未収録のものを集めた『筒井康隆エッセイ集成』。つまり、零れ落ちたエッセイ(推薦文や選評、雑誌企画のアンケート回答まで収録されている)を収拾しているので、性格的にはマニア向けの内容となっている。とはいえ、マニアでなくとも充分に楽しめ、読み応えのあるエッセイばかりだ。単行本デビュー間のない頃のSFについてを論じたエッセイで「Sの字は、サイエンスのSではない。単にSFのSである。(つづく)2025/11/20
だるま
16
昭和に書かれた筒井さんのエッセイの内、現在文庫化されていない物と、単行本に未収録だった物を纏めたエッセイ集成で、全2巻のこれが第1巻。SF論、作家論、解説、書評、選評、自作のあとがき、アンケートの回答など、とにかく活字になった物なら全て収録する勢い。編者の日下三蔵氏ってパラノイアじゃ無いかと思ってしまった(良い意味で)。とても面白く、読めて良かったエッセイがある反面、こんなの載せる意味があるのかと思うエッセイも多々。例えば総会が延期になったお知らせとか、ただの罵倒とか。筒井さん信者には待望の本なのだろう。2025/12/14
ちえり
13
筒井先生がお若い頃、あちこちに書き散らした文章を集めたもの。筒井先生ぐらいになると、ほとんどが単行本化されてたり、どこかに収録されてたりするのですけど、そういうものからこぼれたというか、そもそもエッセイともいえないようなもの(アンケートの回答みたいな)とか、ほんとによく集めたなぁ、編者さん凄いです。それでこの分厚さなので(しかも二段組…)、もう筒井康隆ファン以外には、はぁ?なんだこれ?て感じになると思う。私は筒井康隆ファンなので、面白かったですけどね。2026/02/23
うぼん
2
収録の半分くらいは既読だが初めて読むものも懐かしかったりする。小説とは異なりエッセイの言葉には生臭さがあって、若い筒井さんの落ち着きのない文章は喋り焦り気味の上擦り文体でちょっと恥ずかしい感じがする。昭和のあの頃、筒井教祖を崇めていた中高生の自分の幼さや羞恥が蘇ってしまい、当時の恥ずかしい記憶をふたたび乾燥させたり消しにかかったりして焦燥感で脳が揺らいだ。あと、どうでもいいけど、キューブリックがカブリックだったりトラウマがトローマだったり、60年前のカタカナ表記はノスタルジックな雰囲気があってよろしいな。2025/11/26
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