記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ―植物行動学

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記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ―植物行動学

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104557
  • NDC分類 471.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

トマトは水分が不足すると音を出す。トウモロコシは虫に食べられると、その虫の天敵を呼ぶ。こうしたメカニズムは自然な現象か、あるいは植物が意図的に引き起こしているのか? 最新の植物行動学の見地から、生物の「知性」や「主体性」とはなにかに迫る!


【目次】

内容説明

トマトは水分が不足すると音を出す。トウモロコシは虫に食べられると、その虫の天敵を呼ぶ。こうしたメカニズムは自然な現象か、あるいは植物が意図的に引き起こしているのか?最新の植物行動学の見地から、生物の「知性」や「主体性」とはなにかに迫る!

目次

第一章 植物の意識に関する疑問
第二章 科学界の意識はいかに変わるか
第三章 植物のコミュニケーション
第四章 鋭敏な感覚
第五章 耳を地面に当てて
第六章 (植物の)体は数を記録する
第七章 動物との会話
第八章 科学者とカメレオンつる
第九章 植物の社会生活
第一〇章 次世代への継承
第一一章 植物の未来

著者等紹介

シュランガー,ゾーイ[シュランガー,ゾーイ] [Schlanger,Zo¨e]
アトランティック誌記者。Quartz誌とニューズウィーク誌で環境問題を担当。ニューヨーク・タイムズ紙、タイム誌、NPRなどにも記事を掲載。デトロイトの大気汚染報道で2017年全米科学記者協会賞を受賞、テキサス・メキシコ国境の水政策に関するシリーズで2019年リビングストン賞の最終候補。アトランティック誌では気候変動を担当

岩崎晋也[イワサキシンヤ]
1975年生まれ。京都大学文学部卒。書店員などを経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

49
新刊コーナーより、原題「The light eaters」ににやり。クジラは、タコは、「賢いから食べてはいけない」みたいな言葉を聞くたびにモヤッとしていた(豚も牛も、きっと他の生物たちも頭がいいのに…)という気持ち…研究者たちのおかげでついに植物の「知性」にまで迫る時代になりました。読みながらこの「知性」という言葉すら人間の主体であることに気づかざるを得ません。生まれた場所に適応し、生き残り、次世代をのこすーそこに成功している生物に「単なる弱いもの」という定義は当てはまるわけがないのです。2025/10/07

TATA

30
そもそもこのタイトルなんだ?植物行動学って?植物って行動するのか?ってそんなところからの読書。最新の研究だと植物は記憶を持つし、身内に優しかったりするとか、さらに集団で社会性のある行動をするとかも。読んでみるとなかなかのトンデモな内容なんだけど、どうもホントみたい。じゃあ人間に害をなすように植物同士が連帯すればそれこそ荻原さんの「我らが緑の大地」が現実にということ?うーん、小説やSFの世界までで留めておいて欲しいものですね。2025/10/21

おだまん

12
上橋菜穂子さんの「香君」きっとこのへんのエビデンスを参考にされているんだろうなぁと思いながら。譲りあうヒマワリには感動を覚えます。生物には上下関係はないと思うし、人間との関わり合い方をもっと考えたくなる啓蒙書。2025/09/20

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