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出版社内容情報
日々利用するSNSや検索サイト、またマッチングアプリや生理管理アプリに入力した情報が、誰かに悪用されているとしたら――。法学者である著者が、通院や恋愛など極めて個人的な情報をインティメイトプライバシーと定義し、その漏洩リスクと防止策を語る。
【目次】
内容説明
スマホやタブレット、スマートスピーカーに何気なく入力した情報が、誰かに漏れているとしたら―。デジタル技術が生活のあらゆる面に普及するにつれ、私たちの知らぬ間に、膨大な個人情報が収集されている現代。集積されたデータは売買の対象となり、いつ不利益をもたらすかわからない。なかでも、マッチングアプリや月経管理アプリのような私的領域のデータは、悪用されれば個人の特定、差別・中傷につながりかねないにもかかわらず、法的な保護はいまだ不十分なままだ。法学者であり、また著名な情報プライバシーの専門家として、長年サイバーハラスメントの被害者支援に携わってきた著者は、この問題に光を当て、「機微なプライバシー」(intimate privacy)という概念を提唱。デジタル時代に、私たちの個人情報を、尊厳を、どう守るべきか―
目次
序章 二一世紀のインティマシー
第一章 スパイ株式会社
第二章 プライバシーの侵犯者
第三章 政府のスパイ
第四章 私たちの現状
第五章 法の不備
第六章 機微なプライバシーに対する権利
第七章 機微なプライバシーの侵害に対する包括的アプローチ
第八章 データ守護者の義務
第九章 社会規範のための新たな合意
第一〇章 希望と変化
終章 闘いは続く
著者等紹介
シトロン,ダニエル・キーツ[シトロン,ダニエルキーツ] [Citron,Danielle Keats]
ヴァージニア大学法科大学院特別教授、同大学ローテック・センター初代所長。これまでにボストン大学とメリーランド大学でも法学教授を歴任。アメリカ芸術科学アカデミー会員。専門は情報プライバシー、表現の自由、公民権法など。2019年にはマッカーサー・フェローシップを受賞。デジタル時代の公民権と自由の擁護に取り組むNPO「サイバー公民権イニシアチブ」副会長。カマラ・ハリス議員の顧問や大手ネット企業との協働をはじめ、学術研究以外にも幅広く活躍
小松佳代子[コマツカヨコ]
翻訳家。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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