白亜紀往事―OF ANTS AND DINOSAURS

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152102782
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

恐竜と蟻が、現代人類社会と変わらぬ高度な文明を築き、地球を支配していたもう一つの白亜紀。恐竜は柔軟な思考力、蟻は精確な技術力で補完し合い共存していた。だが、二つの文明は深刻な対立に陥り……。種の存亡をかけた戦いを描く、劉慈欣入門に最適な中篇

内容説明

時は、今から6500万年ほど前、白亜紀末期のある日。一頭のティラノサウルス・レックスの歯にはさまった肉片を、蟻たちがたまたま掃除してあげたことから歴史は大きく動き始めた。恐竜と蟻という二つの種属は、お互いの長所―恐竜は柔軟な思考力、蟻は精確な技術力を活用し、それぞれの欠点を補完し合い、新たな文明を築くに至った。文字の活用、蒸気機関時代を経て、現代人類社会と変わらぬ高度な文明を発達させ、地球を支配していた。だが、永遠に続くと思われた、恐竜と蟻の二大文明は、歴史の必然か、深刻な対立に陥り…。代表作『三体』がドラマを始め複数のメディアで映像化され、映画「流転の地球」が世界で大ヒットを記録。世界のエンタメ界で注目を集める劉慈欣が、二つの種属の存亡を賭けた戦いを、壮大なスケールで描いた初期長篇。

著者等紹介

劉慈欣[リウツーシン]
1963年、北京生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌“科幻世界”に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。中国のみならず世界的にも評価され、2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行された。2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。今もっとも注目すべき作家のひとりである

大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家

古市雅子[フルイチマサコ]
北京大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

161
知的生命体による文明への目覚めから国家の建設、さらに対立、戦争と破滅に至るプロセスはSFの基本パターンだが、これを恐竜と蟻の関係に変換しただけという感は否めない。手塚や石森の漫画でも似た話を読んだ覚えはあるし、ラストシーンは小室孝太郎の『ワースト』を連想してしまう。恐竜も蟻も発想や行動が人間と同じなので、途中からは巨人と小人の物語かと錯覚した。せっかく違う生物を持ってきたのだから、三体星人の如く途方もない言動と思想を展開させる余地はあったのに。初期作品なのでそこまで考えられなかったにせよ、実に惜しかった。2023/12/16

ねこ

119
発想が凄いね。「三体」で有名な劉慈欣さんの初期作品。日本での発刊は2023年11月。人類がまだ存在しない白亜紀でそれぞれ知性を獲得した恐竜と蟻があるきっかけを元にお互い共生関係を保ちながら文明を築き上げていく。文字の発明、蒸気機関の発明と来て恐竜 対 蟻の世界大戦が起こる。蟻も決して劣勢ではない所がいい。戦後千年が過ぎ情報化時代に突入。現人類より高度な社会。そして再度世界大戦。そして…と分かりやすい設定で一万年以上の過程があり、最後は現代と地続きで終焉を迎える。ページ数も200ちょっとで読みやすくお勧め。2024/02/22

keroppi

78
恐竜と蟻が、共存して文化を築き、やがて戦争となるというお話。巨大なるものと、微細なるものの共存ぶりや戦い方が面白いが、ラストはもう少し劉慈欣らしい発想の飛躍を読んでみたかったなと思った。こういう話を読むとどうしても手塚治虫「火の鳥未来編」を思い出してしまう。そこには、恐竜を倒して文化を築き上げたナメクジが出てきた。2024/01/19

外枠発走

40
恐竜と蟻の生存競争を描いた物語。「三体」以来、著者の作品を通して、SF小説を楽しんでいる。蟻と恐竜の助け合いから始まるくだりは、ほのぼのとした雰囲気を醸し出していたが、いい意味で期待を裏切られた。蟻と恐竜が共存共栄するとは思えなかったが、見事な舞台設定だった。小さな存在でも、大きな存在を凌駕する。巨大な中国に生きる著者は、この物語にどんな思いを込めたのだろう。「三体」ほどの壮大さはないが、とても読みやすい。陳腐さを感じる場面もなかった。著者のみならずSF小説の入門書として薦めたい。2024/02/20

特盛

34
評価3.8/5。蟻と恐竜文明の繋がりと戦いを描くSF。子供が読んでも面白いだろうな、と思ったらもともとヤングアダルト向けだそうだ。「人類は蟻である」と三体でもあった様に、著者は蟻の中に人の儚さと(集まった時の)強さ両方を重ねているのだろう。恐竜のなかにも、創造性と破壊性の両面が同居する。蟻も恐竜も、要は人の別の側面であるのだ。両者は依存しあいつつ反発する。やっかいだね。物語は文明の再帰性と悲哀を描く。そこで描かれる様々な愚かさには、同時に生き物への愛というか憐れみも感じられる。2024/12/03

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