中公新書<br> 鳥居耀蔵

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中公新書
鳥居耀蔵

  • 著者名:松岡英夫【著】
  • 価格 ¥683(本体¥621)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
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  • ISBN:9784121010490

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内容説明

水野忠邦の権力を背に負って天保改革を苛烈に実行し、蛮社の獄によって渡辺崋山らを死に追いやった鳥居耀蔵は、目的のためには手段を選ばぬ執拗な隠謀家であった。儒者の司・林家出身の耀蔵にとって、洋学は夷狄の宗教・思想にほかならず、この侵入を防ぐためには詐術もスパイ工作も厭うべきものではなかった。前半生、「妖怪」と恐れられ、後半生、二十三年間の幽囚にも屈しなかった「悪党」の、残忍酷薄にして豪邁な生涯を活写する。

目次

序に代えて 悪党論
天保の改革と鳥居耀蔵
天保の改革と中身
水野越前守の登場
蛮社の獄
矢部定謙の追放の陰謀
鳥居甲斐とその一派の審問
渋川六蔵・後藤三右衛門の審問と判決
鳥居甲斐の審問と供述
幽囚23年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

11
林家8代当主林述斎の第7子で25歳の時、旗本鳥居一学の養子となり、翌年家督を継ぐ。鳥居耀三といえば老中水野忠邦の天保の改革下で弾圧、粛清を行った稀代の悪人というイメージが強い。江戸中期の賄賂、腐敗政治の代表田沼意次が、貨幣経済の振興、蝦夷地開発などで景気を改善させたと近年再評価されているのに対し、鳥居については一貫して評価は悪いままである。本書を読んでも好材料は乏しい。性格が悪辣で敵対する人物には、でっち上げをしても陥れる。蛮社の獄は鳥居の仕掛けた架空の疑獄だったという。話が重複して分かりにくいのが残念。2016/07/09

クサバナリスト

9
天保の改革と言えば、水野忠邦しか知らなかったが、そこには、妖怪や矢部、遠山などの有名な人も関わっていたことを知った。改革のなかでこんなドラマがあったとは、またひとつ、学校歴史にない歴史をみることができた。2017/05/08

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