出版社内容情報
1999年末、超新星爆発によって発生した放射線バーストが地球に降り注ぎ、人類に壊滅的な被害をもたらす。一年後に十三歳以上の大人すべてが死にいたることが判明したのだ。"超新星紀元"の地球は子どもたちに託された……! 『三体』劉慈欣の長篇デビュー作
内容説明
時は現代。太陽系から8光年の距離にあるひとつの恒星―“死星”が超新星爆発を起こし、やがて地球に大量の放射線が降り注ぐ。その中に含まれていた未知の高エネルギー宇宙線には、人体細胞の染色体を破壊する致命的な効果があることが判明。生き延びられるのは、染色体に自己修復能力がある若い人類―その時点で12歳以下の子どもたち―だけ。いまから1年後、大人たちはすべて死に絶え、人類文明は14歳未満の子どもたちに託される。子どもしかいない“超新星紀元”の社会は、いったいどうなってしまうのか?大人たちは、残り少ない時間を使って、伝えられるかぎりのことを子どもたちに伝えようとするが…。
著者等紹介
劉慈欣[リュウジキン]
1963年、北京生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌“科幻世界”に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。中国のみならず世界的にも評価され、2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行された。2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。“三体”三部作(『三体』『三体2 黒暗森林』『三体3 死神永生』(全て早川書房))は、全世界で2900万部以上を売り上げた。今もっとも注目すべき作家のひとりである。本書『超新星紀元』は劉慈欣の長篇デビュー作品。2003年に中国で単行本が刊行された
大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家
光吉さくら[ミツヨシサクラ]
翻訳家
ワンチャイ[ワンチャイ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
パトラッシュ
KAZOO
keroppi
at-sushi@進め進め魂ごと