スラッジ―不合理をもたらすぬかるみ

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

スラッジ―不合理をもたらすぬかるみ

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月28日 05時41分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152102041
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ナッジとは、より良い行動を促すことであったが、スラッジとは、理性的な意思決定を妨げるような「悪いナッジ」を表す。ビザの申請や年金給付などの場面で、申請者にとって合理的な選択を阻むものが生じるのはなぜか。スラッジ発生の仕組みと削減について解説

内容説明

サブスクリプションを解約するのに、途方もなく時間と労力がかかる。医療給付や奨学金申請のための書類が膨大である。合理的な行動を阻む負のナッジ=スラッジとは。ナッジを世に広めた法学者による、「悪い行動経済学」入門。

目次

第1章 社会の前進を阻むスラッジ
第2章 スラッジの弊害
第3章 スラッジと「選択の設計」
第4章 スラッジの実例
第5章 スラッジが必要な理由
第6章 スラッジ監査
第7章 一番大切な資源

著者等紹介

サンスティーン,キャス・R.[サンスティーン,キャスR.] [Sunstein,Cass R.]
1954年生まれ、ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務め、またバイデン政権では国土安全保障省の上級参事官に任命される。リチャード・セイラーとの共著『実践 行動経済学』は全米ベストセラーを記録

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞記者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

30
スラッジとは「人々が何かを手に入れようとするときにそれを邪魔立てする、摩擦のようなもの」であり、典型的なのは、「書類作成などの行政手続き」です。困難な手続きは、最も支援を必要としている人ばかりをふるい落とすように作用するので、突き詰めればそれは「命の問題」ということになります。アメリカ政府はコロナ・パンデミックの対応の一環としてスラッジの撲滅を進めましたが、日本政府は撲滅どころか目に見えて増やす方向性に舵を切っており、それはマイナンバーやインボイスのごり押しという形で、現在進行形で突き進んでいます。2023/02/28

izw

9
著者は、ナッジを一般に広めた一人で、オバマ政権時代にホワイト・ハウスの情報・規制問題室(OIRA)の室長を務め、様々な分野の規制のあり方を監視した。元々書類作成負担削減のために創設された組織で、書類作成負担削減が重要な課題だが、取り組み始めたのが任期終了間際だったので十分に対応できず悔やんでいる。その後スラッジの弊害について学び、本書執筆に至った。スラッジは、ほとんど有害で無くすべき対象であるが、好ましくない決断についてはスラッジによって再考を促すことに役立つ。スラッジとナッジの有効活用は重要である。2023/05/26

naobana2

5
助成金申請の面倒臭さとか、なんでそんな非合理的なものが出来上がるのか考える機会に。2024/04/13

ふら〜

5
学問としては行動経済学の範疇にはいるのであろうか。ぬかるみ、泥濘を表すスラッジをキーワードに、さまざまな手続に内在するめんどくさい仕様(それによってなんらかの申請や後続を諦めてしまうような類のもの)は悪であるという主張。こういう発想はなるほど理解できる。公共政策の領域ではなんらか新規施策をする際は不公平感をできるだけ見えなくすることが求められていると感じるが、このスラッジという概念を優先順位高い所に置いた際の政策決定というのは興味深い。欧米スタンダードになり得る考え方は頭に入れておくに越したことはない。2023/03/08

keitakenny

1
単純に「ナッジ」が良くて、「スラッジ」が悪いわけではない ただ、比率的に不快・不理解な事柄にナッジが潜んでいる事が多い それが意図しない事ならば、容易く改善できる方法が出てくる それを行わない場合には、故意に仕組まれていると見るべきだろう スラッジ監査をぜひとも役所に広めてほしい2023/08/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20456418
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。