出版社内容情報
「健康のために運動する」これは現代社会がもたらした考え方であり、人類は運動するために進化してきたわけではない。それにもかかわらず現代人にとって運動が健康に役立つのはなぜか。進化生物学者が、近代人が作り上げてきた運動にまつわる神話を再検証する
内容説明
ハーバード大学教授が、アフリカの狩猟採集民ハッザ族など、工業化以前の社会をフィールドワークし、現代社会がつくりあげた「運動は人体にとって自然な行為である」といった運動にまつわる神話や思い込みを進化生物学的見地から徹底検証。生活様式の変化が人体進化のペースを上回った結果生じる「進化的ミスマッチ」と慢性疾患の関係を明かすとともに、健康であり続けるための理想的な運動方法を提言する。
目次
人は休むようにできているのか、それとも走るようにできているのか
1 身体的に不活発な状態(身体的に不活発な状態―怠けることの大切さ;座ること―それは新たな喫煙か?;睡眠―なぜストレスは休息を妨げるのか)
2 スピード、力強さ、そしてパワー(スピード―ウサギでもなくカメでもなく;力強さ―ムキムキからガリガリまで;戦いとスポーツ―牙からサッカーへ)
著者等紹介
リーバーマン,ダニエル・E.[リーバーマン,ダニエルE.] [Lieberman,Daniel E.]
ハーバード大学人類進化生物学部でエドウィン・M・ラーナー2世記念生物学教授を務める古人類学者。ハーバード、ケンブリッジ両大学で学び、人体の進化、特にランニングなどの身体活動に関する研究で知られる。“ネイチャー”“サイエンス”誌掲載論文をはじめ論文多数。ランニングを趣味とし、マサチューセッツ州ケンブリッジに在住
中里京子[ナカザトキョウコ]
翻訳家。早稲田大学教育学部社会科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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