このやさしき大地

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152101747
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1932年、ミネソタ。教護院に暮らすオディは、ある日、暴力を振るう職員を殺してしまう。彼はおばに会うため、兄や親友、竜巻で母親を失ったばかりのエミーと施設から逃げ出し、一路カヌーでミシシッピ川を目指すが――。少年たちのひと夏の冒険と成長の物語。

内容説明

1932年、ミネソタ。ネイティヴアメリカンの子供たちが集団生活を送るリンカーン教護院。施設の中で、唯一の白人である孤児のオディとアルバート兄弟は、生意気な態度で日頃から院長に目を付けられていた。ある日、横暴な管理人をふとしたことから殺してしまったオディは、兄のアルバート、親友でスー族のモーズ、竜巻で母親を失い孤児になったばかりの幼いエミーと共に、教護院から逃げることを余儀なくされてしまう。オディとアルバートのおばが住んでいるというセントポールに行くため、四人はカヌーで川を下り、一路ミシシッピ川を目指す。旅の途中、出会いと別れを繰り返した四人が知った秘密とは―?エドガー賞受賞『ありふれた祈り』の著者が贈る、少年少女のひと夏の冒険と成長を描いた感動のミステリ。

著者等紹介

クルーガー,ウィリアム・ケント[クルーガー,ウィリアムケント] [Krueger,William Kent]
1950年生まれ。オレゴン州で育つ。さまざまな職を経て1998年に発表したデビュー作『凍りつく心臓』でアンソニー賞・バリー賞の最優秀デビュー長篇賞を受賞。2013年に発表した『ありふれた祈り』(早川書房刊)は、アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)、バリー賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞の最優秀長篇賞を受賞した

宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seacalf

78
『ありふれた祈り』同様心に深く余韻を残す作品。理不尽極まりない救護院を抜け出し、カヌーでまだ知らぬ我が家を目指す4人の少年少女達の成長物語。語り手オディはハーモニカ吹きで即興話の名手、舌を切られ手話で話す心優しきモーズ、どんな機械も直す天才アルバート、そして天真爛漫で不思議な力を持つエミー。追われた身なので苦難続きの旅だが、ハーマン・ヴォルツ、シスター・イヴ、ガーティー、ジョン・ケリー達との出会いが彼らに成長を、読者には潤いをもたらす。1930年代当時のアメリカを感じられる読み応えたっぷりのロードノベル。2023/01/26

がらくたどん

76
貧困と人種差別が国を覆った時、子ども達の生きる道はどこに拓かれるのか。時はアメリカ大恐慌時代。先住民の子どもを強制隔離する教護院。孤児の白人兄弟・暴漢に舌を切られた先住民少年・竜巻で孤児となった少女が教護院を支配する陰湿な「黒魔女」院長から逃れるためにカヌーでミシシッピを下る!ショットガンを持ったアル中オヤジ・絶対詐欺師の美しき聖女・含蓄ある先住民さすらい人。襲う大人の魔手をかわし護る大人の手を探し少年少女の生きるための「家族」と「ホーム」を求める旅が埃と川風が匂う緻密な文章で描かれる。久々に血が湧いた♪2023/01/09

オーウェン

71
閉鎖されたような環境の教護院。 そこに住むオディとアルバートの兄弟はいつしか脱走することを考え始めるが、ある事件をきっかけにそれを実現させる。 少年少女の成長譚ではあるが、中々に過酷な道のり。 兄弟と同時についてくるのが6歳の少女と、口が利けない少年という組み合わせ。 ちょっとした勘違いから命の危機にも遭うし、逆に助けを得ることも。 子供ならではの思い込みが、キャラとしての別の人格を育てていることも。 ジャックやシスター・イヴも意外な変化を見せるし、それぞれの秘密が分かるラストもドラマチック。2023/01/06

本詠み人

63
初読の作者さん。人生を川に準えその澱みや蛇行をまっすぐにしようと抗うより、身を任せ抱擁すれば安らぎを見出すことができるとの言葉は作者さんからのメッセージにも思えた。1932年の米ミネソタが舞台。大恐慌や砂塵嵐など時代背景に忠実に物語は練られ、懸命に生きる少年たちの成長に深く鮮やかな余韻を残す素晴らしい作品だった✨「人生は思いもよらない不思議な美しさに満ちている」2023/02/19

小太郎

51
孤児院で虐待されていた主人公オディは弾みで横暴な管理人を殺してしまいます。兄のアルバート、親友のモーズ、竜巻で母を失い孤児になったエミーと4人で孤児院を逃げ出すことにします。行先は叔母が住んでるというセントルイス。カヌーで川を下りながら4人の過酷な旅が始まります。1930年代のアメリカを舞台にしたロードノベル、骨太い冒険小説で後書きにもあるように「ハックルベリー・フィンの冒険」のアップデート版と言えば一番しっくりくるかもしれません。後半に隠れた伏線が見事に回収されるのも物語を読む醍醐味でした。★42023/02/10

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