内容説明
普通の少年と少女の、だけど“特別”な物語。『半分の月がのぼる空』完全版、完結。
著者等紹介
橋本紡[ハシモトツムグ]
三重県伊勢市出身。第4回電撃ゲーム小説大賞にて金賞を受賞しデビュー。恋愛小説の旗手として人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りんご
13
「はりきって下巻へ」といった割に、唐突に飽きまして、モーレツなナナメ読みを果たしてしまいました。ボーイミーツガールのラノベは理屈じゃねーんだよ!ってのをまざまざと見せつけられました。2019/10/03
Booker3104
13
上下巻あわせて900ページ強、長い物語でしたがすらすらと読みきれました。下巻では夏目の話とラストの数ページが印象的。ラストあたりの祐一が里香の母親に見せた精一杯の自分、17歳にできる精一杯の想いは読んでいて熱くなった。二人にどれだけ未来が残されているのか分からないが、それを受け入れて生きていこうとするする二人が愛おしくて本当に応援したくなります。2010/09/11
みやしん
12
先生にも辛い過去はあるけど、何らかの形で必ず再起はあるだろう。ジェンダーやフェミニズムや何やらあるけど、少年が少女のために夜に走り夜に叫ぶ、という事はなんと心を揺さぶられる事か。満月ではなくても月は見ている。ジュブナイル万歳。
Romi@いつも心に太陽を!
11
夏目の物語に泣いた。奪われるばかりで、最後にはその大切な人も僅かな時間でいなくなってしまう現実。だけど失くすことを恐れるのは、もう幸せを手にしているから。運命は自分次第。その手はどんな理不尽な世界も足掻いて、望むものを掴む為にあるんだ。若い二人の前向きな姿が清々しい。橋本さん、素晴らしい作品をありがとう!2010/07/05
りちゃ
9
上、下巻、このボリュームでこんだけか…と、言った感想。人を思いやる気持ち、大人になるということ、責任、覚悟…。悪くはない。が、物足りない。唯一、司くんには楽しませてもらった。マスカラス&ドスカラス兄弟♪2018/05/13