統合失調症の一族―遺伝か、環境か

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統合失調症の一族―遺伝か、環境か

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152101686
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0036

出版社内容情報

6人の子どもたちはある日突然、幻覚を見るようになった

第二次大戦後、ギャルヴィン一家はコロラド州に移住し、12人の子宝に恵まれた。しかし子どものうち6人に異変が起きる。修道士のようにふるまう長男、自分はポール・マッカトニーだと言い張る末っ子……。彼らはなぜ統合失調症を発症したのか。家族の闇に迫る

内容説明

「息子がまた一人、精神に異常を来した」第二次大戦後、ギャルヴィン一家は空軍に籍を置く父親の都合でコロラド州コロラドスプリングズに移り住むことになった。ベビーブームを背景に12人の子宝に恵まれた一家であったが、1970年代半ばには、ギャルヴィン家の子供のうち6人が統合失調症と診断された。厳格な父母によって育てられた容姿端麗で運動能力の高い息子たちは、なぜ次々に精神疾患に見舞われたのか。一方で、サイコセラピーと抗精神病薬による薬物療法が主流だった当時、遺伝的側面から統合失調症の原因究明や治療・予防法の発見を目指す研究者たちがいた。彼らはギャルヴィン家の人々と出会い、血液検査などを通じて、統合失調症にかかわる遺伝子をひとつずつ突き止めていく―。精神医療研究に多大な影響を与えた一家の姿を通して「病」と「人間」の本質を問い、各メディアの年間ベストブックを総なめにしたノンフィクション。

著者等紹介

コルカー,ロバート[コルカー,ロバート] [Kolker,Robert]
ジャーナリスト・作家。アメリカのメリーランド州出身。1991年にコロンビア大学卒。「ニューヨーク・マガジン」誌、「ブルームバーグビジネスウィーク」誌、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」誌、「ワイアード」誌などに記事を執筆。作家としての第一作の犯罪ノンフィクション「Lost Girls」は「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーとなり、2020年にはリズ・ガーバス監督によって映画化された。本書は2020年に、「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の「ベスト10ブックス」の1冊に選ばれている。家族と共にブルックリン在住

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

288
アメリカの各メディア2020年年間ベストブックを総なめにしたノンフィクションということで読みました。統合失調症が遺伝かどうかよりも、12人兄弟という異常な家族構成が原因のような気がします。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015224/2022/10/24

ゆいまある

190
統合失調症とは何か。私は26年間考え続けているが、概ねこの本と同じく、発達障害、双極性障害、統合失調症(そして名前のない数々の精神疾患も)は一連の繋がりであり、境界はないと感じている単一精神病論者である。だが、元は高い知能を持ちながら、決して正気に戻らないまま生涯を終えた人を何人も診てきた。12人のきょうだいの内6人が重度の精神病という地獄のような一家のノンフィクション。研究を打ち切ったファイザー、許さない。現代医療が精神病にできることは少ない。それでも、あなたは一人ではないと言い続ける。それが私の仕事。2022/12/31

mukimi

140
久々に心掴まれる本に出会えた。オバマ元大統領推薦・全米ベストセラーというお墨付がなければ手を出しにくい、12人兄妹の6人が統合失調症という読むのに覚悟の必要な題材が、医学的興味だけに留まらないサスペンスかつ人間ドラマとしてエンターテイメントへ昇華されていた。想像を絶する不幸を背負い続けた人間達(特に発症しなかった兄妹達)の様々な生き抜く術や戦う術、医療者研究者達の挑戦し続けるパワー、そして、恐ろしい化物のように扱われうる患者の時折見せる人間らしい共感と愛くるしさ。全てが胸に迫り、心に勇気の火が灯った。2023/01/07

アキ

133
コロラド州コロラドスプリングズに住むギャルヴィン家の家族。父親ドンと母親ミミの12人の子供の内、長男ドナルドをはじめ男性10名中6名までもが精神に異常を来たし、四男のブライアンは無理心中で死去した。精神に異常を来さなかった残りの兄弟も発症を怯え、末の女性マーガレットとリンジーも兄から虐待を受けた。そんな中でも母ミミは前向きで明るかった。その後、統合失調症の発症に生まれか育ちかという論争の変遷と、家族が研究に果たした役割が明らかになる。ファミリーヒストリーと疾病の研究の変遷が絡み合う上質なノンフィクション。2023/03/28

Tomoichi

122
違う本を探していて、偶々本屋で見つけて購入。やっぱりノンフィクションは面白い。だから小説は読む気がしない。本題、正直なところ本書を読んでハッピーな気持ちにはならない。精神医学の如何わしさ、そして統合失調症を遺伝として抱える家族の苦悩。昔なら狐憑きで終わったのだろうけど、さて合理主義・科学主義の近代はこの病を超克できるだろうか?2025/04/27

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