出版社内容情報
"ザ・コーポレーション"。冷戦下の米東海岸で、その名は恐怖の象徴だった。「ゴッドファーザー」を彷彿させるボス一族に集まる金、裏切り者への容赦ない血の報復、カストロ暗殺作戦への関与......。綿密な取材に基づく、巨大犯罪組織の栄枯盛衰の全史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
図書館本。本のタイトルにもなっている〝ザ・コーポレーション”。ホセ・ミゲル・バトルの犯罪組織で賭博事業の一部が息子へ譲渡され、さらには麻薬の売買や、ペルーのカジノも…と拡大していきます。<キューバに対する愛国心とカストロに対する憎悪が、共産主義勢力との闘いの 原動力となり、この聖戦を資金面で支援するという大義があれば、アメリカ国内で組織犯罪も正当化される>(続く 2024/10/07
takao
2
ふむ2024/09/22
権力の美学
0
ただのキューバギャングの歴史でなく、アメリカの戦後史と絡み合った壮大な大河ドラマだった。ベニチオ・デル・トロのバトルが早く観たいです。2023/02/21
Dwight
0
今年いちばん面白かった。そして悪は直ちにくたばってほしい。2022/04/22