出版社内容情報
成功を夢見て米国に渡ったヘンリー青年。彼の小さな店は、弟とその子らの手でみるみる拡大、利益のためなら祖国すら犠牲にして膨らんでゆく。そして破綻。リーマン・ブラザーズ創業者一族の視点から描く、野望と破滅の三代記。イタリアの文学賞に輝く長篇小説
内容説明
1844年9月の寒い朝、バイエルン出身の青年ヘンリー・リーマンは新しい生活を夢見て、ニューヨークの埠頭に降り立った。青年はアメリカ南部で綿製品の店を開き、二人の弟とともに事業を拡大する。利益のためなら戦争までも商機として彼らは金融界の大物にのし上がった―2008年。リーマン・ブラザーズは破綻、史上最大の金融危機を招く。リーマン一族三代の興亡を通して資本主義社会の欲望に肉薄する。世界中で称賛される、同名の舞台作品のもととなる巨大長篇小説、ついに刊行!イタリアで最も権威ある文学賞のひとつカンピエッロ賞最終候補。ヴィットリオ・デ・シーカ賞文学部門、モンデッロ国際文学賞大賞、メディシス賞随筆部門受賞。
著者等紹介
マッシーニ,ステファノ[マッシーニ,ステファノ] [Massini,Stefano]
1975年、イタリア・フィレンツェ生まれ。劇作家、小説家。2016年、初めての小説となる『リーマン・トリロジー』を発表。イタリアを代表する文学賞のひとつ、カンピエッロ賞の最終候補に選ばれるほか、ヴィットリオ・デ・シーカ賞文学部門、モンデッロ国際文学賞大賞はじめ、イタリア国内のさまざまな文学賞を受賞。さらに、フランスのメディシス賞随筆部門にも輝く
飯田亮介[イイダリョウスケ]
イタリア文学翻訳家。イタリア・ペルージャ外国人大学イタリア語コース履修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
ヘラジカ
ケイトKATE
eirianda
アヴォカド