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出版社内容情報
母が遺した珍しいバラを持って、僕は出発する。めざすは、外国の庭園。でも旅はトラブル続き。機内で腹痛にもだえ、森でさ迷う。当の庭園は荒れ果て、意外な客が現れる。僕と一夜だけ関係をもった女性が、赤ん坊を預けにきたのだ。父親ってどうなればいいの?
内容説明
男らしさと家族のかたちを見つめ直すアイスランド女性文学賞受賞作。母が遺したバラをもって僕は旅に出る。遠くの修道院にある庭園に植えるのだ。ところが、温室育ちの僕の旅は、ままならない。飛行機内で腹痛にもだえ、森でさ迷う。旅で会った女性たちとの関係を妄想しては、空回り。当の庭園は荒れ果てており、手入れを始めたところ、意外な人物が訪れる。かつて僕と一夜をともにした女性が、赤ん坊を預けにきたのだ。こんな僕が父親に!?ゆったりした時が流れる小さな村で、右往左往しながら成長する青年と家族をあたたかく描く長篇小説。
著者等紹介
オウラヴスドッティル,オイズル・アーヴァ[オウラヴスドッティル,オイズルアーヴァ] [´Olafsd´ottir,Audur Ava]
小説家、詩人、劇作家。レイキャビーク在住。2007年、3作目の長篇小説である『花の子ども』で、アイスランド女性文学賞を受賞し、北欧理事会文学賞にノミネート、国際的に注目される。平凡な日常に、ユーモアと批評の光をあてることで、新鮮な視点をもたらすと評価される。2016年、¨Or(『痕』)でアイスランド文学賞、北欧理事会文学賞を受賞。2019年、Ungfr´u ´Island(『ミス・アイスランド』)のフランス語版でメディシス賞外国小説部門を受賞。世界33の言語で著作が読まれている、現代アイスランドを代表する作家
神崎朗子[カンザキアキコ]
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こーた
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azukinako