出版社内容情報
葉文潔をリーダーに戴いた地球三体協会の瓦解により、地球は三体文明により侵略の危機的状況にあることが判明した。人類は、人類文明最後の希望となる「面壁者」を立てて立ち向かうことを決断する――! 13万部を突破した『三体』待望の第二部、ついに刊行!
内容説明
現代中国最大の衝撃作『三体』驚天動地の第二部!驚異の技術力をもつ異星文明・三体世界に立ち向かうため、地球が発動した前代未聞の「面壁計画」とは!?
内容説明
現代中国最大の衝撃作『三体』驚天動地の第二部!驚異の技術力をもつ異星文明・三体世界に立ち向かうため、地球が発動した前代未聞の「面壁計画」とは!?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
532
このシリーズを読み込むにはかなりの気力と体力が必要になるので機が熟すまで待っていたのだが、なかなかその時はやって来ず気ままに他の本をあれこれ読んでいるうちにかなりの時間が経過しようやく機が熟したので読み始めたがやはりかなりの気力と体力が必要だった。冒頭に蟻が登場するがあたかも俺がその蟻そのもののような些末な存在である事を認識させてくれる本。そしてやはりとてつもなく面白い。これからさらに想像を超えて面白くなりそうなところでこの巻は終わる。2022/10/19
パトラッシュ
494
確実な敗北まで4世紀という長い年月を送らざるを得ない人類のあがきが第二部のテーマか。上巻は味方も欺いて侵略者への反撃計画を立てる面壁計画と<智子>を送り込み地球を監視する三体文明の頭脳戦が中心。絶望に押し潰されそうな現実を前に希望をつくらざるを得ない政治的ピエロの姿は痛々しいが、実際のストーリーは何を考えているのかわからない学者の羅輯とたたき上げの強さしか信じない警官である史強のコンビと、沈着冷静が服を着たような宇宙軍軍人章北海の動きだ。そこに隠された謎への興味がページをめくる原動力となる。(下巻へ続く)2020/07/08
absinthe
351
面白かった。発想が豊かでアイデア盛りだくさんだ。地球規模の戦い、陰謀、それから愛。様々な要素が詰め込まれて飽きさせない展開。三体艦隊は以前地球を目指している。地球は面壁者4人を選び、対応策を考えるが。アメリカ、イギリスの知性溢れる面壁者と違って主人公はどこかうつけ者。うつけ物が最後に地球を救う展開か?この先も目が離せないなぁ。智子(”ソフォン”)が日本では”ともこ”という女性名になると本家が書くとは…想定外だった。銀英伝やアシモフの『ファウンデーション』が引用されてSFファンの心をくすぐる?2021/01/19
stobe1904
319
【三体3部作の2作目上巻】前作を読んでしばらく時間が経っていたが、スムーズにストーリーが入ることができた。三体艦隊の襲来に備え、地球の防衛戦略を担うことになった面壁者たちの葛藤や背負うことになった重圧がリアルに迫ってくる。圧倒的なスケールで描かれる密度の濃い物語がどこに着地するのか、下巻がとても楽しみ。2021/02/06
bluemint
286
相変わらず調子が出てくるまで読むのに時間がかかった。中盤以降は話が動き面白い。重要人物のほとんどが未来へ旅立ってゆき、現在がスカスカになってしまう。地球文明対三体文明の戦いなのに、やっていることがセコイく、作者の想像力の限界を感じた。良いところで下巻へ。2020/10/13
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- 和書
- 和辻哲郎の面目