中央銀行の罪―市場を操るペテンの内幕

プリンス，ノミ【著】〈Ｐｒｉｎｓ，Ｎｏｍｉ〉/藤井 清美【訳】

早川書房（2019/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 448p／高さ 20cm
• 商品コード 9784152098665
• NDC分類 338.4
• Cコード C0033

出版社内容情報

日銀ほか各国の中央銀行が結託する市場操作の実態とは？　ウォール街の元インサイダーが各国での現地取材をもとに放つ恐るべき警告！

内容説明

アベノミクスと黒田日銀の異次元緩和は必ず破綻する！日銀ほか、各国の中央銀行が結託する危険なギャンブルの実態とは？ウォール街の元インサイダー渾身の告発。

目次

第１章　メキシコ―アメリカ金融危機の影響を防ぐ壁はない
第２章　ブラジル―アメリカと中国の間で綱渡り
第３章　中国―ドラゴンの台頭
第４章　日本―マジック・マネーをどんどん生み出している国
第５章　ヨーロッパ第一部―トリシェの軌跡
第６章　ヨーロッパ第二部―ドラギの軌跡
むすび　終わりは始まりにすぎない

著者等紹介

プリンス，ノミ［プリンス，ノミ］ ［Ｐｒｉｎｓ，Ｎｏｍｉ］
アメリカのジャーナリスト。“ニューヨーク・タイムズ”や“フォーブス”、“ガーディアン”など各紙誌に寄稿し、ＣＮＮやＢＢＣなどのテレビ番組にも出演している。過去にリーマン・ブラザーズ、ベアー・スターンズやゴールドマン・サックスに勤務した経験を持つ

藤井清美［フジイキヨミ］
翻訳家。京都大学文学部卒業。訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スプリント]

まだまだ国際金融施策は全世界で未熟なのだと痛感できる内容でした。

2019/10/21

[TK39]

経済危機、デフレ脱却などの克服のため、中央銀行がいかにカネをつくったか？をアメリカ、日本、ヨーロッパのみならずブラジル、メキシコまでを網羅。 低金利、マイナス金利、市場への資金提供など金融政策だけでは経済成長は見込めない、儲かるのは米国などの一部の金融機関だけとのこと。しかし、これからどうなるのか、日本はどうやってマイナス金利政策から脱却するのか？出口戦略が気になります。 しかし、著者はどうすれば良いと考えているのかはわかりません。

2019/08/01