入れ子の水は月に轢かれ

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入れ子の水は月に轢かれ

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152098160
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

理不尽な家庭から逃げ出し、那覇の水上店舗通りに辿り着いた岡本駿。そこは、ガーブ川を不法占拠してできたワンダーゾーンだった。駿は、鶴子オバアや高齢フリーターの健さんと水難事件の謎を追う。26歳の鬼才が、沖縄の戦後史をテーマに描くグランド・ミステリ!

オーガニック ゆうき[オーガニック ユウキ]
著・文・その他

内容説明

那覇・水上店舗通り―繁華な国際通りから一本入ったその場所は、猥雑なバックストリートだ。かつては湿地帯だったガーブ川を、戦後に不法占拠して生まれたワンダーゾーン。…いわば、風来坊たちの隠れ家である。水害で死んだ双子の兄の身代わりとして、偽りの人生を生きてきた孤独な青年・岡本駿。母を振り切って実家を飛び出した彼は放浪の果て、水上店舗通りに辿り着いた。高齢フリーターの川平健、そして老女傑の鶴子オバアと出会い、居場所を見つけた駿はやがて、オバアの店を譲り受け『水上ラーメン』をオープンする。しかし開店当日、最初の客が謎多き水死体として発見される。不審死を追う駿と健は、在日米軍、CIA、琉球王など、沖縄に滲む黒闇を目の当たりにする―!第8回アガサ・クリスティー賞受賞作品。

著者等紹介

オーガニックゆうき[オーガニックユウキ]
1992年生まれ。沖縄県出身、京都大学法学部休学中。『入れ子の水は月に轢かれ』で第8回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

horihori【レビューがたまって追っつかない】

36
北の次は南。アガサクリスティー賞から拾いました。双子の兄が水害で死んだことがトラウマの岡本駿は、兄の面影にすがる母から離れるため家を出、那覇の水上店舗通りに辿り着く。家主のおばあからガーブ川の暗渠上に建てられた「水上ラーメン」を受け継ぐが、2人連れの初めての客の1人が水死体として発見され、続いて同居人で高齢フリーター健さんの知り合いだったもう1人の客と家主の亀じいも水死する。健さんと駿は連続する謎多き水死を追う。那覇の牧志や美栄橋辺りの雑踏や景色が詰まっていて、独特の空気感に浸る。沖縄行きたいなぁ。2021/05/19

あっちゃん

21
アガサクリスティ賞という事で!私的には、沖縄に思い入れも無いし、知識も無いので、謎の言葉に謎のテンションに圧倒され、イマイチ乗り切れずに読了(笑)2020/01/20

かつおさん

17
複雑に入り組む川と潮の干満、暗渠や建物、など謎解きの鍵になるランドマークが本の拙い街の地図だけでは把握しきれず、序盤は、己の想像力、空間認識力の乏しさを呪うことに…💦 駿と健、鶴子オバアがいいさぁ!でも、最後、オパールに泣かされるとは…思わなんだ🤣 緻密なミステリーというより、チョット、粗っぽさを残した過去と現在、血縁などが絡み合うヒューマンで中々の作品でした🍀2018/12/14

tomosaku

6
沖縄・那覇の中心街、国際通りと交差する沖映通りや市場本通りの下を流れるガーブ川。暗渠となった川と、その上に建つ水上店舗を舞台にしたミステリー。/殺人事件の謎を解くのに、暗渠の構造や潮の満ち引きが絡んでくるのが面白い。沖縄(那覇)の、戦後開発史を辿るところもあり、歴史風俗的に読んでも楽しめる。/描写にやや拙さだったり、分かりにくい箇所はあるが、小さい暗渠から大きな世界を描いたのは秀逸。/年一以上沖縄に行き、あの界隈をよく通っていたので、馴染み深い地名や描写を楽しみつつ、知らないことも多かったなと振り返る。2021/07/19

chuji

6
久喜市立中央図書館の本。2018年11月初版。第八回アガサ・クリスティー賞受賞作。舞台は沖縄。最近『宝島』『神に守られた島』と沖縄が舞台の著作を読んだが、作風は違うのに何か入り込めない❗ another would ?それにしても著者のペンネーム「オーガニック ゆうき」は「山崎 ナオコーラ」よりぶっ飛んだ❗著者の母が考えたとのことだが、没になった「ウェルダン こげめ」「鰐淵 ラコステ」もスゲー❗ オイラは【鰐淵 ラコステ】がイイね‼️2018/12/20

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