出版社内容情報
理不尽な家庭から逃げ出し、那覇の水上店舗通りに辿り着いた岡本駿。そこは、ガーブ川を不法占拠してできたワンダーゾーンだった。駿は、鶴子オバアや高齢フリーターの健さんと水難事件の謎を追う。26歳の鬼才が、沖縄の戦後史をテーマに描くグランド・ミステリ!
オーガニック ゆうき[オーガニック ユウキ]
著・文・その他
内容説明
那覇・水上店舗通り―繁華な国際通りから一本入ったその場所は、猥雑なバックストリートだ。かつては湿地帯だったガーブ川を、戦後に不法占拠して生まれたワンダーゾーン。…いわば、風来坊たちの隠れ家である。水害で死んだ双子の兄の身代わりとして、偽りの人生を生きてきた孤独な青年・岡本駿。母を振り切って実家を飛び出した彼は放浪の果て、水上店舗通りに辿り着いた。高齢フリーターの川平健、そして老女傑の鶴子オバアと出会い、居場所を見つけた駿はやがて、オバアの店を譲り受け『水上ラーメン』をオープンする。しかし開店当日、最初の客が謎多き水死体として発見される。不審死を追う駿と健は、在日米軍、CIA、琉球王など、沖縄に滲む黒闇を目の当たりにする―!第8回アガサ・クリスティー賞受賞作品。
著者等紹介
オーガニックゆうき[オーガニックユウキ]
1992年生まれ。沖縄県出身、京都大学法学部休学中。『入れ子の水は月に轢かれ』で第8回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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horihori【レビューがたまって追っつかない】
あっちゃん
かつおさん
tomosaku
chuji