パトリック・メルローズ〈2〉バッド・ニュース

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パトリック・メルローズ〈2〉バッド・ニュース

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152098139
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

22歳になったパトリックは、父の死の知らせを受けてニューヨークへと飛んだ。だが、ヘロイン中毒の彼は売人を求めて街をさまよい、終わりなき白日夢に悩まされるばかりだった。ホテルの部屋でひとりになったパトリックは、自殺したいという願望に身を委ね……。

エドワード・セント・オービン[セントオービン エドワード]
著・文・その他

国弘 喜美代[クニヒロ キミヨ]
翻訳

手嶋 由美子[テジマ ユミコ]
翻訳

内容説明

ベネディクト・カンバーバッチ主演ドラマ原作。待ちわびた父の死。だが、ぼくの救いようのない日々にまだ光は射して来ない―英国を代表する作家の半自伝的小説(全5巻)、ベティ・トラスク賞(英)、フェミナ賞外国小説賞(仏)など、数々の栄誉に輝く、「パトリック・メルローズ」シリーズ第二弾!

著者等紹介

セント・オービン,エドワード[セントオービン,エドワード] [St Aubyn,Edward]
イギリスの作家、ジャーナリスト。1960年生まれ。男爵家の末裔として生まれ、イギリスとフランスで育った。名門ウェストミンスター・スクールを経て、オックスフォード大学キープル・コレッジに学んだ。「パトリック・メルローズ」シリーズの第1巻『ネヴァー・マインド』がイギリスの主要文学賞ベティ・トラスク賞を受賞。第4巻『マザーズ・ミルク』がフランスのフェミナ賞外国小説賞を受賞している他、英国最高峰のブッカー賞候補ともなった

国弘喜美代[クニヒロキミヨ]
大阪外国語大学外国語学部卒、翻訳家

手嶋由美子[テシマユミコ]
津田塾大学英文学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

118
なんてものを読まされたのだろう。クスリに嵌っている若い男はどれほど愚かな行動をとるかということを描きたかったのだろうか。無茶なヘロインの接種をするのは、父親の死のショックから? まさか。無闇な麻薬の使い方も、若さがあるからこそ。ほぼ自殺行為と同等にみえるその暮らし。一巻のように笑えるところもなし。三巻はさてどうなる。2019/03/26

ヘラジカ

37
舞台は「ネヴァー・マインド」から十数年。大人になったパトリックはと言うと、それはもう想像通りの最悪な状態。ドラッグに浸された身体と父親への途轍もない憎悪には気圧すらされる。酩酊状態での豪勢な食事、薬と女を求めての彷徨、とにかく乾きと苦しみのシークエンスは中々に凄い。失敗しながらもバシバシとキメていく様を見ていると「ここから這い上がるのなんて無理でしょう?」と言いたくなるくらいだ。最早あまりの堕落っぷりに清々しさすら覚える程。しかし彼の行く末は気になる。3巻でどのような展開を見せるのか非常に楽しみだ。2018/11/21

星落秋風五丈原

28
ラリってるか飲んでいるお貴族様の坊ちゃまパトリック・メルローズ。彼が執拗にしらふでいるのを拒むのは忘れたい事があるから。2020/04/09

Moca

16
二十二歳になった金持ち貴族育ちの息子であるパトリックは父親の死を遂げ、麻薬依存性をエスカレートしていく話。 パトリック、一体、何があったんだ!?( ; ゜Д゜) 麻薬中毒になっていき、テレビの番組のように幻覚を見るようになった。 考察によれば、前作に登場した親戚が麻薬をしていたので、多分、そのせいで影響が出たかも知れない。あとは父親からの性虐待等のトラウマも影響に出てしまったかもしれない。 だから毎日、毎日、ヘロインやコカイン等の麻薬を吸うことになった。2020/02/27

一柳すず子

2
ずーっとラリってた。パトリック、大丈夫か?2021/07/24

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