それまでの明日

個数:

それまでの明日

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月03日 07時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152097484
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

11月初旬のある日、渡辺探偵事務所の沢崎のもとを望月皓一と名乗る紳士が訪れた。消費者金融で支店長を務める彼は、融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼し、内々のことなのでけっして会社や自宅へは連絡しないようにと言い残し去っていった。沢崎が調べると女将は六月に癌で亡くなっていた。顔立ちのよく似た妹が跡を継いでいるというが、調査の対象は女将なのか、それとも妹か? しかし、当の依頼人が忽然と姿を消し、いつしか沢崎は金融絡みの事件の渦中に。切れのいい文章と機知にとんだ会話。時代がどれだけ変わろうと、この男だけは変わらない。14年もの歳月を費やして遂に完成した、チャンドラーの『長いお別れ』に比肩する渾身の一作。

内容説明

11月初旬のある日、渡辺探偵事務所の沢崎のもとを望月皓一と名乗る紳士が訪れた。消費者金融で支店長を務める彼は、融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼し、内々のことなのでけっして会社や自宅へは連絡しないようにと言い残し去っていった。沢崎が調べると女将は六月に癌で亡くなっていた。顔立ちのよく似た妹が跡を継いでいるというが、調査の対象は女将なのか、それとも妹か?しかし、当の依頼人が忽然と姿を消し、いつしか沢崎は金融絡みの事件の渦中に。切れのいい文章と機知にとんだ会話。時代がどれだけ変わろうと、この男だけは変わらない。14年もの歳月を費やして遂に完成した、チャンドラーの『長いお別れ』に比肩する渾身の一作。

この商品が入っている本棚

1 ~ 5件/全5件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

550
"早く書くコツを掴んだ"原先生が14年ぶりに新作を届けてくれた(^_^;)内容の方は、事件自体は主眼ではなく「探偵とは」「父性」といった裏テーマに重きを置いたものになっており、シリーズの中でも静かな余韻の作品。比喩が年代を感じさせるものであったり、碁が趣味という設定だったり、周辺人物が沢崎に父親像を投影させる場面が多かったりで、沢崎の印象にも変化が見られる。これは著者の年齢も相まってか。ただ、作中で繰り広げられる問答を見る限り、まだまだ沢崎は健在。とにかくもう一冊!これを遺作にせず読ませて欲しい。2018/03/18

starbro

351
原尞の私立探偵沢崎シリーズは、全作読んでいます。14年ぶりに私立探偵沢崎が登場しました。もしかしたらこれが最期の作品になるかも知れないと思いながら、懐かしく読みました。ここ数年村上春樹訳のレイモンド・チャンドラー私立探偵フィリップ・マーロウシリーズを読んでいますが、チャンドラーの一番の後継者は、原尞であると確信しました。次回作が何時出版されるかは解りませんが、本作が遺作にならないようお願いします。2018/03/22

海猫

273
シリーズ14年ぶりの新作。1年ほど積んだので、私にとっては15年ぶり。私立探偵主役のハードボイルド小説を何年ぶりに読むんだろう?それこそ前作「愚か者死すべし」以来かも?沢崎はいまだに携帯を持ってないし、ネットは話題程度には出たけれども、本筋には関わらない。あと喫煙シーンがとっても多いね。頑固なまでにアップデートしていない。が、読み始めると文章の味わい深さ、展開のスムーズさで読ませる。「探偵の仕事といえば人の行動を観察することと人の話に耳を傾けること」という一文に頷く。まさにそこに魅力がある作品に思うから。2019/03/24

いつでも母さん

227
初の原作品。しかもシリーズ14年振りですと。読メで知った次第。会話が面白い。古き良き時代の男を感じる探偵・沢崎。今時これ?とも思うが、アナログがぴったりくるのは親近感か(笑)ある依頼が事件と繋がりどんどん広がっていく展開。その最初に一度しか会っていない依頼人の影がずーっと付き纏うのも面白い。ちょっと長いがシリーズなので、ファンには堪らないだろう。探偵事務所も移転して震災を迎えたので、きっとまた続編が出るだろう。その時もまだ携帯を持たない沢崎だといいな。2018/03/26

遥かなる想い

214
2019年このミス国内第1位。 私立探偵 沢崎シリーズの作品である。 チャンドラーのような乾いた文体が ひどく 心地よい。 依頼人 望月の失踪から 始まる物語は 謎解きよりも、男たちの生き様に 力点が置かれ、いかにもハードボイルドで ある。探偵と警察と暴力団 そして タバコ …古き昭和の男たちが、矜持を捨てずに 生きている、そんな印象の作品だった。2018/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12608645
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品