遺伝子―親密なる人類史〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 420p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152097316
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0045

出版社内容情報



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著・文・その他

内容説明

「本書は、科学の歴史上、最も強力かつ“危険”な概念のひとつである『遺伝子』の誕生と、成長と、未来についての物語である」―21世紀の最重要分野となった遺伝子研究。この科学はどのような歴史をへて、今日の隆盛を迎えたのか?19世紀後半にメンデルが発見した遺伝の法則と、ダーウィンの「進化論」が出会ったとき、遺伝学は歩み始めた。ナチス・ドイツが利用した優生学による「民族浄化」という負の遺産を背負いながら、第二次世界大戦後のワトソンとクリックによるDNA二重らせん構造の発見をへて、遺伝学は生命科学そのものを変貌させてゆく。『がん‐4000年の歴史‐』でピュリッツァー賞に輝いた医学者が、専門知識と巧みなストーリー・テリング、そして自らの家系に潜む精神疾患の悲劇を織り交ぜて「遺伝子」のすべてを語る、不世出の科学ノンフィクション。

目次

第1部 「遺伝子というまだ存在しない科学」―遺伝子の発見と再発見(一八六五~一九三五)(壁に囲まれた庭;「謎の中の謎」;「とても広い空白」 ほか)
第2部 「部分の総和の中には部分しかない」―遺伝のメカニズムを解読する(一九三〇~一九七〇)(「目に見えないもの」;真実と統合;形質転換 ほか)
第3部 「遺伝学者の夢」―遺伝子の解読とクローニング(一九七〇~二〇〇一)(「乗り換え」;新しい音楽;浜辺のアインシュタインたち ほか)

著者等紹介

ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
医師、がん研究者(血液学、腫瘍学)。コロンビア大学メディカル・センター准教授を務める。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。デビュー作『がん‐4000年の歴史‐』(2010年。邦訳は早川書房刊)は、ピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞など多くの賞を受賞し、“タイム”誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」にも選ばれた

仲野徹[ナカノトオル]
大阪大学大学院・医学系研究科教授。1957年大阪生まれ。1981年大阪大学医学部卒業。内科医としての勤務、大阪大学医学部助手、ヨーロッパ分子生物学研究所研究員、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授をへて現職。専門は、エピジェネティクス、幹細胞学

田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒業。医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

136
年に何冊か、遺伝子関連本を読んでいます。上巻はメンデル&ダーウィンからクローニングまで。遺伝子学が悪魔のような人種差別者やナチスの優生学に悪用されると大変怖さを感じます。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。2018/03/23

KAZOO

112
題名からすると結構難しいと思いながらもかなりの人に読まれているようなので手にとってみました。中学高校時代に学んだ生物でのメンデルやダーウィンなどが出てきて比較的すんなり読み始めることができました。生物学史的な話なので小難しい理論は上巻ではあまり出てこずに楽しんで読むことができました。2019/02/26

かんやん

45
メンデル、ダーウィンあたりがら始めるのかと思ったら、ピタゴラス、アリストテレスまで遡るとは、さすが。原子という概念が物理学においてそうだったように、遺伝子も又、生物学において、誰もが見たこともない仮説であった。優生学(ついでにいうと、「生まれか、育ちか」という問い)をつくったのが、ダーウィンの甥ゴールトンというのも、興味深い。アメリカでは強制断種、ナチスドイツでは障害者の大量殺戮に結びつく。有名なワトソンとクリックの「剽窃」挿話はともかくとして、遺伝子の特定とDNA解読、細菌とウイルスの→2020/01/19

たまきら

34
壮大な人類をかたちづくる「なにか」。その研究の歴史と、家族が抱えてきた「歴史」。それこそ二重らせんのようなその物語が密に語られていき、まるで長い神話を読んでいるかのように夢中になってしまった。丁度優生学、断種といった言葉が新聞で繰り返されており、ユートピア思想が産む悪夢にうなされた。監修者による「優性・劣性」という用語が今後「顕性・潜性」に変わる可能性があるという説明も興味深い。メンデルの法則を娘が学ぶとき、また科学が自らに規するシステムが生まれているのかもしれない。ドキドキしながら下巻へ。2019/03/15

ぐうぐう

33
ピュリッツァー賞に輝いた前作『病の皇帝「がん」に挑む』から6年、シッダールタ・ムカジー、その最新作の主題は遺伝子。がんという病いを経時的かつテーマごとに綴っていった前作だが、本書でも同様のスタイルを取る。いわば遺伝子の歴史書。とはいえ決して教科書的ではなく、すこぶる面白く、スリリングに展開していく。そこも前作同様だ。遺伝子の本質的な特徴を最初に発見したメンデルの論文が40年近くも無視されていた事実、しかし、いざ遺伝子が脚光を浴びるとすぐに優生学的観点で遺伝子利用の発想が生まれているのが恐ろしい(つづく)。2018/07/26

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