内容説明
シチリアの少年アントニオ・ブラッソ(著者グラッソネッリの仮の名)は手がつけられない悪ガキで、「マレルバ(雑草)」と呼ばれていた。17歳でお尋ね者となってハンブルクに逃れ、二枚目のギャンブラーとして放蕩生活を送っていた。だが、21歳のある日、彼の人生は一変する。巨大マフィアに彼と家族が襲われたのだ。残された道は、殺るか、殺られるか。復讐者と化したアントニオは賭博で金を稼ぎ、銃を仕入れ、敵を撃つ。やがて新興マフィアのボスに成り上がり、仇敵を追い詰める!激烈な抗争の中心人物として恐れられ、20年を越えて今なお服役する男の血塗られた回想と懺悔。レオナルド・シャーシャ文学賞を受賞。
著者等紹介
グラッソネッリ,ジュセッペ[グラッソネッリ,ジュセッペ] [Grassonelli,Giuseppe]
1965年、イタリア・アグリジェント県ポルト・エンペドクレ生まれ。1980年代末から90年代初頭にかけてシチリア・マフィアの主流である「コーザ・ノストラ」と抗争をくり広げた新興マフィア「スティッダ」の中心人物。1992年に逮捕され、2017年現在も服役中
サルド,カルメーロ[サルド,カルメーロ] [Sardo,Carmelo]
1961年、イタリア・アグリジェント県ポルト・エンペドクレ生まれ。全国放送のテレビニュースTG5で副編集長を務めるジャーナリスト
飯田亮介[イイダリョウスケ]
1974年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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