大統領を操るバンカーたち〈下〉―秘められた蜜月の100年

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大統領を操るバンカーたち〈下〉―秘められた蜜月の100年

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152096524
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

第一次世界大戦の前夜から現代まで、米国のエリート銀行家たちは、政策や法律を決定づけ、ホワイトハウスに人材を送り込んできた。その驚くべき癒着関係を膨大な資料から丹念に掘り起こした力作。

ノミ・プリンス[プリンス ノミ]

藤井 清美[フジイ キヨミ]

内容説明

金融危機の大惨事を経ても変わらない、ウォール街とホワイトハウスの癒着の深層。冷戦時代から、「公共心」をますます失い、私利私欲のみで動くようになったエリート銀行家たち。彼らはいかにして、自分たちの望むとおりに、ホワイトハウスを動かしてきたのか?膨大な資料を丹念に掘り起こし、実態を徹底的に暴いた力作。

目次

第10章 一九五〇年代―アイゼンハワーの仲間たちと冷戦
第11章 一九六〇年代初頭―若者たちとグローバル金融
第12章 一九六〇年代後半―進歩的政策と銀行家のための経済
第13章 一九七〇年代前半―腐敗、金、石油、倒産
第14章 一九七〇年代後半―インフレと人質事件
第15章 一九八〇年代前半―自由市場と銀行家の競争
第16章 一九八〇年代後半―第三世界のふらつきとS&Lの崩壊
第17章 一九九〇年代前半―ゴールドマン・サックスの興隆
第18章 一九九〇年代後半―通貨危機と規制の終焉
第19章 二〇〇〇年代―新しいビッグ・シックスと大惨事

著者等紹介

プリンス,ノミ[プリンス,ノミ] [Prins,Nomi]
ジャーナリスト。ニューヨーク・タイムズやフォーブスなど各紙誌に寄稿。これまでに1929年の大恐慌や2008年の金融危機などを扱った著作を発表している。米CNNや英BBCなどのテレビ番組に出演。過去にゴールドマン・サックスやベアー・スターンズ、リーマン・ブラザーズ、チェース・マンハッタン銀行に勤務した経験を持つ

藤井清美[フジイキヨミ]
翻訳家。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

113
下巻は戦後の状況で馴染み深い名前などが出てきます。この中ではイラン人質事件が映画の「アルゴ」とはまったく異なって政治家と銀行家だけであったと書かれています。どちらかというと金の匂いに敏感な投資銀行が政治的な動きをしていますよね。2017/04/20

ブラックジャケット

7
民主党だろうが共和党だろうが、政権中枢にはウォール街の切れ者たちが控える。世界中に支店を置き、アメリカの世界戦略の尖兵となる。世界を震撼させたオイルショックも、環流するオイルマネーの受け皿となるバンカーたちのしたたかさ。しだいにモラルも失っていく。規制緩和の波に乗り、貪欲に利益を追求するバンカーたち。金融商品は複雑、巧妙化する。歴代の大統領も選挙資金をウォール街に求める。どんなに高尚な政策を掲げても、裏では手を結ぶ。金融危機に見舞われれば、政府から巨額の支援を受ける。潰れる方が氷山の一角。恐ろしい歴史。 2019/09/04

yooou

3
☆☆☆☆☆ これはすごかった。社会人、金融業界の端くれにいながら意味がわかっていなかったことがこんなにあったとわ。2019/02/17

roxy001960

3
20世紀後半に入って、ようやく大統領の名前もなじみ深いものになってきた。でも、前半のほうが面白かったかも。最近の話はほかの本でもたくさん読んでるので、あまり新味はないし、ものの見方がものすごく一方的で偏っている感じがする。ただ、現在アメリカの専売特許みたいな自己中心的な考え方は意外と最近台頭したものだったということが分かったことが数少ない収穫かな。2017/03/09

takao

1
銀行に有利な法案を立案。大統領への資金援助 長ーい関係2017/04/11

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