内容説明
70年分のセンス・オブ・ワンダー。華氏451度でも燃えつきないSFコミックへの愛を凝縮。レジェンド的名作の再録から最新の描き下ろしまでを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
61
世田谷東松原を歩いていたら、偶然、古本屋を見つけ、ふらりと入ってみた。そこにある本たちが、私の好きな世界ばかり。美術、文学、漫画、等々、しばらく本の世界に浸ってしまった。その中で見つけた1冊。70年分のセンスオブワンダーという割には小粒な作品が多かったが、この体験こそが、センスオブワンダー。今井哲也「おじいちゃんの書斎」が、一番好きだった。世界中のすべての本を読むために、自分を細かいロボットに分割し、やがて、目に見えないくらいに小さくなって、幸福な読書に浸っていく。私も幸福な読書に浸りたい。2018/09/28
ぐうぐう
22
早川書房創立70周年を記念したコミックアンソロジー。今巻は「SFマガジン」に掲載されたレジェンド的名作と描き下ろしを加えたSF篇。手塚治虫を筆頭に、錚々たる顔ぶれの大御所達の名が並び、圧巻。それでいて、さらりとした内容が多いのが、とても印象的。吾妻ひでおから始まる描き下ろしのラインナップも、なんとも豪華。どれも、SFを楽しみ、SFと戯れているのがいい。2016/01/28
ナチュラ
21
読友さんからいただきました。手塚治虫、松本零士、永井豪の作品が読めて良かったです。2017/07/29
くさてる
19
SFマガジンに掲載されたコミックと描き下ろしを加えたアンソロジー。ミステリ篇よりは玉が多いけれどもやっぱり玉石混合感は否めず。言うまでもない萩尾望都、吾妻ひでお、ふくやまけいこの良さはもちろん、初読でしたが、今井哲也とつばなも良かったです。2025/04/29
かんけー
16
やはり圧巻は手塚さんですね♪ラストの落ちが怖い..と言うか人類に絶望視?(この作品限定.注)松本零士さん、この雰囲気好きですね♪石森章太郎さん、げに恐ろしきは?ww萩尾望都さん、ん~この絵柄「百億の昼」を想いだしてしまう♥思いの丈は時空を超えて..チョッとロマンチックSF (^^)ふくやまけいこさん、ホラーSF っぽく怖い(^_^;)吾妻ひでおさん、「不条理日記」の派生作?ですかね?ベテラン作家さんの真骨頂を魅せてもらい満足です。後半のコミックも佳作揃いでした(^_^)v2016/03/04