出版社内容情報
失われた20年、3・11をへて、この国はどこへ向かおうとしているのか? 英国人経済ジャーナリストによるポジティブな新・日本論
開国、敗戦、そして大震災。相次ぐ困難の中でこの国は常に並外れた回復力を発揮してきた。村上春樹から被災地住民まで多くの生の声を元に日本の多様性と可能性を描く。海外メディア絶賛の話題作
内容説明
名門経済紙“フィナンシャル・タイムズ”の東京支局長を務めた英国人ジャーナリストが、3・11を起点として描き出す日本の実像とは?近・現代史への確かな理解をもとに、安倍晋三、稲盛和夫、村上春樹、桐野夏生、古市憲寿ら著名人から東北の被災地住民まで、多くの生の声と豊富な経済データを織り交ぜ、日本の多様性と潜在力を浮かび上がらせる。海外メディアを絶賛を浴びた画期的傑作。
目次
第1部 津波(津波―二〇一一年三月一一日、陸前高田;逆境をバネにする―被災地を歩いて)
第2部 「二重に錠のかかった国」(島国であることの意味―日本人論の虚実;「脱亜」への決意―日本外交のルーツをたずねて)
第3部 失われて戻ってきた二〇年(無限級数のように―奇跡の戦後復興;転落の後に―転機としての一九九五年)
第4部 ポスト成長神話(ジャパン・アズ・ナンバースリー―日本衰退論の嘘;リーゼント頭のサムライ―小泉純一郎とその時代)
著者等紹介
ピリング,デイヴィッド[ピリング,デイヴィッド] [Pilling,David]
“フィナンシャル・タイムズ”紙(FT)のアジア編集長。2002年1月から08年8月まで同紙の東京支局長を務める。現在は香港を拠点に、中国、インド、東南アジアなどアジア各地を取材し、企業活動、投資、政治・経済などに関する時評や記事を執筆。1990年よりFT紙に加わり、チリ、アルゼンチン特派員、製薬・バイオ関連産業担当などを経て現職。The Society of Publishers in Asia Award、Editorial Intelligence Comment Award(UK)など受賞歴多数
仲達志[ナカタツシ]
翻訳家。“ニューズウィーク日本版”の創刊に参加し、副編集長として欧米ジャーナリストによる独自取材班を担当。その後、ポータルサイト「MSN」でウェブマガジンやニュースサイトの創設に携わり、マネージングエディターを経て、現在、フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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