出版社内容情報
60年代に最盛期を迎えたNYフォーク・シーン。その中心的人物であり、若き日のボブ・ディランも憧れた伝説のミュージシャンの回想録。映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」原案。
内容説明
60年代、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジで巻き起こったフォーク・リヴァイヴァル・ムーヴメント。その中心人物の一人であり、若きボブ・ディランの憧れの存在でもあったミュージシャン、デイヴ・ヴァン・ロンクが、いかにしてムーヴメントが始まり、全米の若者を熱狂させ、そして収束していったかを振り返る回想録。スターになる以前のディランやジョニ・ミッチェルとの出会い、ウディ・ガスリー、ミシシッピ・ジョン・ハートら伝説的ミュージシャンたちとの交流…。アメリカ文化が大きな変革を迎えた時代の興奮が生き生きと伝わってくる、フォーク・ミュージックの貴重な音楽史的・社会史的記録。
目次
それまでの話:アウター・ボロウズでの子ども時代
ジャズの日々
フォークのルーツとリバタリアン・アナキズム
ワシントン・スクウェアとその向こう
ギルドとキャラバン
カネが唸っているところ
友人たちとレコーディング
ルイス=クラーク探検隊ふたたび
カリフォルニア
コモンズとゲイリー・デイヴィス
ガスライト
衛兵交代
ブルース・リヴァイヴァル
ニュー・ソング・レヴォルーション
バビロンの衰退
『ラスト・コール』
著者等紹介
ヴァン・ロンク,デイヴ[ヴァンロンク,デイヴ] [Van Ronk,Dave]
1936年、ニューヨーク市生まれ。モダン・アコースティック・ブルースのパイオニア、ソングライター、アレンジャー、シンガー、ギタリスト。1950年代から音楽活動を始め、1960年代ニューヨークのフォーク・シーンにおける中心的存在となる。以後40年以上におよぶ音楽活動のなかで20枚以上のアルバムを発表、世界各地でツアーを行なう。その音楽スタイルはボブ・ディランら後進のミュージシャンに多大な影響を与えた。1997年、ASCAP(アメリカ作曲家作詞家出版者協会)生涯功労賞受賞。2002年没
ウォルド,イライジャ[ウォルド,イライジャ] [Wald,Elijah]
1959年、マサチューセッツ州生まれ。フォーク・ブルース・ギタリスト、音楽史家、ジャーナリスト。2002年、アーフリー・レコード40周年記念BOXのライナーノートでグラミー賞受賞。多数の音楽関連の著書がある
真崎義博[マサキヨシヒロ]
1947年生まれ。明治大学英文科卒、英米文学翻訳家。大学在学中に「ボロ・ディラン」の名で、高田渡らとフォークシンガー集団「アゴラ」の一員として活動。72年から翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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