出版社内容情報
〈ピュリッツァー賞/全米批評家協会賞受賞〉過去と未来を自在に行き来する語りが鮮やかに切り出した、痛々しくも笑える音楽と人生の諸様相。有力紙誌から絶賛を集めた傑作文芸長篇がついに刊行
内容説明
元パンクロッカーで、現在は有名音楽プロデューサーとなったベニー。そして、有能きわまりないが、盗癖を持つその助手のサーシャ。二人がたどる人生は、ささやかな波瀾に満ちていて…。二人からはじまった物語は、それぞれに抱える過去にさかのぼり、彼らと関わった人々につながっていく。ニューヨーク、サンフランシスコ、アフリカ、ナポリと舞台を移し、過去から未来まで自在に行き来しながら描き出されるさまざまな人生の断片は、はたしてどこに行きつくのか。胸を打つ詩情と圧倒的な筆力でアメリカ文学界を席巻した傑作長篇。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞、ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。
著者等紹介
イーガン,ジェニファー[イーガン,ジェニファー][Egan,Jennifer]
1962年、シカゴ生まれ。ペンシルヴァニア大学卒業。1993年に短篇集Emerald Cityを刊行。続いて1995年に発表した初の長篇『インヴィジブル・サーカス』はベストセラーとなり、映画化された。長篇第二作Look at Me(2001)で全米図書賞候補となる。長篇第三作『古城ホテル』(2006)を経て、長篇第四作である『ならずものがやってくる』でピュリッツァー賞、全米批評家協会賞、ロサンゼルス・タイムズ文学賞を受賞
谷崎由依[タニザキユイ]
京都大学文学研究科修士課程修了、作家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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