ウルフ・ホール〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092052
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

16世紀のイギリス、ロンドン。息子が生まれないと悩む国王ヘンリー八世は、王妃との離婚を願う。しかし、教皇の反対により、一向に離婚協議は進まない。トマス・クロムウェルは、卑しい生まれから自らの才覚だけで生きてきた男。数カ国語を流暢に話し、記憶力に優れ、駆け引きに長けた戦略家だった。仕える枢機卿の権勢が衰えていくなか、クロムウェルはヘンリー八世に目をかけられるようになるが―16世紀のイギリス宮廷を、希代の天才政治家クロムウェルの目から描いた興奮の歴史大作。ブッカー賞、全米批評家協会賞、ウォルター・スコット賞受賞。

著者等紹介

マンテル,ヒラリー[マンテル,ヒラリー][Mantel,Hilary]
1952年にイギリスのグロソップで生まれる。ロンドン大学とシェフィールド大学で法律を学んだのち、ソーシャルワーカーとして働きはじめる。ボツワナやサウジアラビアでの滞在を経て1986年に帰国し、歴史小説から随筆まで幅広い分野の作品を発表。2006年にはその功績により大英帝国勲章を授与された。2009年に発表された12番目の著作にあたる『ウルフ・ホール』は、全世界から高い評価を受け、ブッカー賞および全米批評家協会賞、歴史小説を対象とするウォルター・スコット賞を受賞したほか、コスタ賞およびオレンジ賞の最終候補となった

宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

155
2009年ブッカー賞。祖父母くらいの年の両親から生まれたクロムウェル。その事で蔑まれ、父は暴力をふるうろくでなし。少年は身を立てるために軍隊に入る。聡い少年は、身分は卑しいまま計算を覚え、言葉を身につけ、見聞を広める。40歳にはウルジー・ヨーク大司教に仕えるも枢機卿は左遷される。怖いのはウルジーの後の大法官、トマス・モア。カトリックが結婚に邪魔なヘンリーとアン・ブーリンにはモアは厄介者。共通の敵を持つからかヘンリーやアンに仕える。クロムウェルのライバルはガーディナー。モアの新教者に対する容赦ない粛清。2018/04/10

ケイ

112
トマス・クロムウェル三部作が昨年に出揃ったが、第三部は未訳のまま。前二作より分厚く、また三部目はブッカー賞受賞とならなかったので訳されないかもしれないと思い、原書で読むためにまず最初の二部を再読することにした。作者のヒラリーが、子宮内膜症により子供が出来ないのだと知って読み返すと、エリザベスに世継ぎが出来ないのを理由の一つにされている事が切ない。その陣営に対するクロムウェルが、情を引きずる性格であることが読者をひき込む要因だろうか。他の作者によるクロムウェル像も読んでみたいな2021/04/25

ケイ

111
3回目でようやく人物たちそれぞれが動きを持つのが見えてきた。最初の2回は、大法官と枢機卿の違いも知らぬままに読んでいたのよね。そう思えば、失脚前にそのふたつの任を兼ねていたウルジーへの権力集中の凄まじさと、鍛冶屋の息子で経歴もあやふやなクロムウェルがその側近にまでなった立身出世度合いの脅威度が体感出来る。よく読めば、上巻半ばに彼の動機が、執念が、書いてある。ウルフホールの下巻でなく、シリーズの次の巻に繋がる彼の心持ちが。この机の配置で演じられたシェイクスピアカンパニーの舞台がみたい2021/06/20

ケイ

108
4回目にしてようやく登場人物たちを混同しなくなってきたが、彼らのいる場所の位置関係がはっきりしないのがもどかしい。読むほどに、マンテルがシェイクスピアからうけた影響を感じる。登場人物たちに、滑稽に仕立てた劇を演じさせている。その際の容赦なさが心地よい。ヘンリーの夢に兄のアーサーが出てきて、その夢にヘンリーが怯えるところなどは、ハムレットのアレゴリーとしか思えない。兄の花嫁を奪ったにもかかわらず、その妻と20年間にわたり男子を作ろうとしたincestの罪。しかし償うのは王以外。いつでも。2021/10/31

藤月はな(灯れ松明の火)

100
氷と炎の歌シリーズ並みの情報量と登場人物の多さに眩暈がしますが、それでも面白い。後、文体がクロムウェル視点で描かれているのに時々、離人しているような視点が入り混じる事が妙に味わい深いです。歴史上、「悪人」と称されがちなクロムウェルですが、この作品では如才のないノリスを真っ先に嫌いだと思ったり、愛妻家であるなど、中々、愛嬌と人間味溢れる人として描かれていて新鮮。そしてトマス・モアですが、宗教家としても高圧的で家庭では男尊女卑のモラハラ男として描かれています。ま、彼の『ユートピア』を読めば、納得なんですけどね2017/10/21

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