リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152090362
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0030

内容説明

テロ、死を運ぶ伝染病、環境を汚染する化学薬品、ネット上の小児性愛者…。ニュースでは毎日新しいリスクが報じられている。だが、本当にそのリスクは恐れるほどのものなのだろうか。よく検討すれば、実はそれほど危険ではないリスクも多い。たとえば、ある年の暴力犯罪件数がこの十数年で最大の増加を見せたというさも恐ろしげなアメリカでの事例は、増加は実は数パーセントなのに、これまでの犯罪件数がずっと減少または横ばい状態だったことによる。また、癌の発生件数がこれから増加していくという不吉な予想は、癌の最大のリスク要因である高齢化の影響が大きい。では、なぜそういうリスクにこれほどまでに影響されてしまうのか。私たちがどのようにリスクを判断しているのか、それによって企業、政治家、メディアに恐怖を操られてしまうのかを、多くの実例とともに解説する。

目次

リスク社会
二つの心について
石器時代が情報時代に出会う
感情に勝るものはない
数に関する話
群れは危険を察知する
恐怖株式会社
活字にするのにふさわしい恐怖
犯罪と認識
恐怖の化学
テロに脅えて
結論―今ほど良い時代はない

著者等紹介

ガードナー,ダン[ガードナー,ダン][Gardner,Dan]
カナダ、オタワ在住のジャーナリスト。ヨーク大学で法学の学位と歴史学の修士号を取得し、オンタリオで政策アドバイザーをつとめたのち、『オタワ・シチズン』紙の記者となる。現在は同紙のコラムニスト兼シニア・ライターをつとめる。カナダ新聞賞など多数の賞を受賞

田淵健太[タブチケンタ]
京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修了。企業での技術職を経て現在翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シュラフ

22
私の大学生の頃には耳にしたことはないので、進化心理学というのはこの30年ぐらいの新しい学問なのだろう。人間社会のいろんな出来事とか、人間行動の不思議とかについて説明してくれる便利な仮説である。現生人類のホモサピエンスの出現は25万年前であり、現代などは一瞬のことでしかない。だから、われわれ人間には無意識の中に人間という動物の行動特性が刷り込まれているという。歴史は繰り返すというが、われわれ人間は動物的本能の呪縛から簡単に逃れることはできないのだ。人間的特質を客観分析することで合理的選択の可能性が出てくる。2017/08/12

ロア

20
騙されている多くの人々によってこの世界は成り立っているという現実と悲哀。知らずに一生を終えるのも良し。知らぬが仏で、むしろその方が幸せだったりして(´ω`)時に同じ内容が繰り返され、若干回りくどく冗長に感じる事もあったけど、逆にそこから「伝えたい事が沢山あるんだ!何としても伝えたいんだ!」という著者の熱い思いを感じました。2015/09/01

ふろんた

15
事件や事故に対して、確率やその重大度でリスクを測るべきところを恐怖の大きさに支配されて、理性的な判断ができないことがある。「頭」ではわかっていることと、無意識の判断を「腹」と対比した考え方はわかりやすい。ただ、読み物として冗長に感じるところはある。2014/10/29

ophiuchi

13
9.11後のアメリカで何が起こったのかから書き起こされ、人々が様々なリスクをなぜ過大に受け取るのかが綴られている。自分は比較的冷静にリスクを評価しているつもりだったが、その考えをかなり揺さぶられた。もう少しコンパクトで読みやすい本になっていたら人に薦めたいと思うのだが…2015/01/11

Humbaba

12
リスクを考えるときには,それが発生する確率をしっかりと見抜く必要がある.報道されている情報は,本当に真実なのか.また,仮に真実であったとしても物事を一面からしか見ていないのではないか.そのような目を持って,無視して良いリスクと,そして見過ごしているが実際には高かったリスク問う2つを見分けることが必要となる.2011/11/24

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